こういった音楽の面白さ、をコトバにすることができないのだけど、いや、コトバにした瞬間に混沌とした音の塊の面白さが変質してしまうような、そんな気もする。
ボクのなかで強く惹かれているのは藤掛正隆。ドラムで強いビートを付与しているのだけど、案外、身体性が希薄で、聴き手との距離感が思いの外遠い。だから意識の少し高いところで、ふわっとした飛翔感を与えることがあって、楽しい。
はじめて聴く加藤崇之のギターも、フリーミュージックの万華鏡のようで、さまざなな音の断片が色彩豊かで飽きない。
朝から、こんなの聴くのは不健全だなあ、でも格好いいし、楽しい。
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加藤崇之, 藤掛正隆: ten-shi(2014, FULLDESIGN RECORDS)
1. improvisation #1 7:01
2. improvisation #9 4:04
3. improvisation #3 6:56
4. improvisation #5 5:48
5. improvisation #4 5:39
6. improvisation #8 3:04
7. improvisation #6 5:16
8. improvisation #7 9:10
9. improvisation #2 3:51
10. improvisation #10 5:45
11. improvisation #12 7:01
12. improvisation #11 3:33
加藤崇之(g), 藤掛正隆(electronics, ds)
recorded live at Stormy Monday Yokohama, jan.26th 2014
painted by Kato Takayuki
engineered & edited by Fujikake Masataka
