今回、不思議だったのが、山頂が不明瞭だったこと。
持参した1985年頃の山地図では、蝶ヶ岳ヒュッテから北方稜線上にある蝶槍(2664m)が山頂。
昭文社の地図(1985年頃)。蝶ヶ岳(蝶槍)と記載。なにか曖昧。
ところが、近年の地図や現地の標識(最近の地図もそうらしい)では蝶ヶ岳ヒュッテの南、長塀山からの稜線の頭(2677m)が山頂に。そんなに簡単に変更されるのか、という山頂の謎。
ヤマケイのweb掲載の地図(蝶ヶ岳ヒュッテの南)、ただし蝶ヶ岳三角点はヒュッテ北方
現地の様子は、
長塀山からの稜線の頭(2677m):標識が真新しい
蝶槍:ここには三角点はなく、一つ南のピーク(2664m)に!
wikiにも、山頂の変更が記載されている。
帰宅してから、国土地理院の二万五千分の一地図を確認してみた。
蝶槍からヒュッテまでの稜線全体を「蝶ヶ岳」と記載しており、三角点と山頂の関係を明確に定義していない。ここに尤度があり、ヒュッテ周辺の三角点が「蝶ヶ岳山頂」とした、ようだ。