K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

井上敬三: Boys Be Ambitious! (1984) 美しく・強く管が鳴る

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30年以上前に買ったレコードを聴いてみる。当時、老年でのデビューと騒がれた(今のボクと同年代だ!)井上敬三の面白味は、管の音、響きの美しさだと、改めて思った。このアルバムは渡辺香津美のプロデュースで、当時の彼の色が強く出ている。そのようなプラットフォームと関わりなく、美しく・強く管が鳴る、それを味わえる。

J・B・ウルマー、J・タクマ、R・シャノン・ジャクソン、ラウンジ・リザーズ、マテリアルが次々登場する時代に、日本の奏者達が考えた音で仕上げられている。

しかし、、、、と付け加えたくなる感覚は、まさに田中啓文さんのレビューに書き尽くされていて、ボクが付け加えるコトなし。さてメルスを聴いてみよう。

Boys Be Ambitious!

Boys Be Ambitious!

 

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井上敬三: Boys Be Ambitious! (1984, Domo)
A1. Keizo Wave
A2. 大江戸さがし
A3. Boys Be Ambitious! Part1 立志編/Part2 青春編
B1. 組曲アレレの男~第一楽章~国籍不明の序曲/第二楽章~狂気の歌曲/第三楽章~脚のもつれる円舞曲
B2. Oriental Flash
B3. 三重人格
井上敬三(as, cl, voice), 渡辺香津美(g voice), 橋本一子(p), 川端民生(b), 仙波清彦(perc),渡辺智誉(cl), 長原滋樹(cl), 田中正敏(b-cl)
Recorded between Oct 1983 and Jan 1984 in Tokyo.