数ヶ月前から、オークションに出品された高柳昌行のアルバムから、岡崎市が内田修氏のプライヴェート録音をCD化していることを知った。オフィシャル・ブートレグとも云える内容:
コレクションCD|内田修ジャズコレクション [Osamu Uchida Jazz Collection]
通販での購入も可能であるが、訪問して入手しようと思っていた。
コレクションCD・図録購入方法|内田修ジャズコレクション [Osamu Uchida Jazz Collection]
今回、サイトに記載されているCDと図版を全て購入。高柳昌行のCDを既に聴いたが、素晴らしい。スタジオ録音と高柳自身のカセットテープを主たる音源とするJinya discの中間くらいの音質。内容が実に素晴らしい。公式盤ではリリースされていない渡辺貞夫とのデュオなど。彼のギターの生々しさ、素晴らしさが直接伝わる。ライナーノートが渡辺貞夫で、戦後、高柳と過ごした時間のことについて述べていて、読ませる。
内容についてはサイトを確認頂きたいが、以下の概要。1960年代の銀巴里の残りテイクなど、1970年代に爆発的に自己のスタイルを世界に主張する日本のジャズの「夜明け前」の記録なのだ。
サイトを見ると、CDの出版は五月雨であり、今後の出版に期待。今回カヴァーされていない菊地雅章を含め、多くの記録の発掘を期待したい。
1.CD
(1)内田修ジャズコレクション 人物VOL.1 高柳昌行
(3)内田修ジャズコレクション カタログVOL.1 60's
(4)内田修ジャズコレクション カタログVOL.2 Late60's
2.CD入りの本(プライヴェート録音の一覧)
(1)内田修ジャズコレクション CHRONICLE
3.図録
(1)岡崎市制80周年記念 岡崎市収蔵品展:ジャズの街角―内田修ジャズコレクション
(2)平成10年度 岡崎市美術博物館企画展:ジャズの街角 PartⅡ―内田修ジャズコレクション~戦後の日本にさした光~
(3)平成12年度 岡崎市美術博物館企画展:ジャズの街角 PartⅢ―内田修ジャズコレクション×アメリカンファッション1940's-1960's