K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

渡辺貞夫: Jazz & Bossa (1966) やはりタクト盤は。。

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富樫雅彦と菊池雅章が揃って入っているレコード、ということで1960年代の渡辺貞夫に手を出し始めた。 

今回入手したレコードはタクト盤で、オリジナル。とても豪華で複雑な造りが災いして、ジャケットが崩壊しつつある。

これは、A面が渡辺貞夫、菊池雅章、富樫雅彦に萩原栄次郎が加わったカルテットでジャズ、B面が更に中牟礼貞則と宮田英夫(なんとperc!)が加わったセクステットでボッサ、だからJazz & Bossa。

演奏としては中庸なジャズとボッサで何とも形容し難いのだけど、B面のボッサの方が好み、中牟礼貞則のギターが雰囲気あって。なかなか菊池雅章、富樫雅彦に気持ちが行くようなアルバムではなくて、早くも「もういいかな」と思っている。何匹目かの銀界やポエジーは居ない、のである。確かに、1969年あたりに大きな飛躍がある、ように思える。だから、日野皓正も含めてタクト盤はしんどい。出来が悪い、ということは決してないのだけど。1960年代の日本のジャズが、である。

ジャズ&ボッサ(紙ジャケット仕様)

ジャズ&ボッサ(紙ジャケット仕様)

 

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渡辺貞夫: Jazz & Bossa (1966, Takt)
A1. America 3:03
A2. Taboo 7:14
A3. In The We Small Hours 2:58
A4. I Mean You 4:37
B1. The Theme From "Van Music Break" 1:15
B2. Reza 4:15
B3. Song Of The Jet 2:35
B4. Felicidade 1:29
B5 Cupid's Song 3:10
B6 Forgive Me If I'm Late 3:32
B7 Morning Of Carnival 1:59
渡辺貞夫(as,fl), 菊池雅章(p), 萩原栄次郎(b), 富樫雅彦(ds)
+中牟礼貞則(g), 宮田英夫(perc)
Recorded November, December, 1966

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見開き

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ジャケット内のレコード収容ボックス