K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

ECMでの日本人奏者のこと(Shinya Fukumori: For 2 Akisのストリーミング開始に際して)

無料でストリーミングを聴くことができるsptifyのリンクを貼り付けた。

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ECMレーベルから、大阪出身の福盛進也氏がリーダ作を出したことが話題になっている(For 2 Akis)。早速、ストリーミングがはじまったので聴いている。宮澤賢治星めぐりの歌ではじまり驚いた。(高倉健が最後に主演した映画で、田中裕子が唄っていた場面が印象に強く残っている。)

Shinya Fukumori(ds), Matthieu Bordenave(ts), Walter Lang (p)

 

ボクが最初に買ったジャズのレコードがECMから出たキース・ジャレットのケルン。1979年の6月。京都河原町レコード屋。爾来、40年近く聴いているECMレーベルなので、気になる話題ではある。

その頃、最初に日本人奏者のアルバムが出た、と(SJ誌)で喧伝されたのは加古隆だけど、それは姉妹レーベルJAPOだった(TOK: Paradox)。

従い、ECMからのリーダ作としては2012年発売の菊地雅章が最初かな、と思う。その次がnew seriesの児玉桃で2013年。だから、福盛進也氏で3人目の認識。あっているかなあ。

 あと記憶では、共演者としてECMでの日本人初登場は1978年のタイガー大越かな、と思っている。

あとゲイリー・バートンの作品での小曽根真もそう。

最近では、田中鮎美のピアノがThomas Strønenのアルバムで美しく捉えられていて、とても印象的だった。

日本人奏者と云っても、(JAPOの加古隆含め)皆さん欧米での活動がベース。南米や中東、韓国の奏者とそこが違い、やや残念。
ECMがなんだ、とか、日本人だからどーした、とか考えはあるのだろうが、やはり気になるレーベルなので気にはなる。

追記:

上の内容をSNSで投稿したら、ECMと云えば、の工藤さんから情報を頂戴した:

「 サイド参加という意味ではアンドラーシュ・シフ夫人の塩川悠子さんのヴァイオリンは知っているのは2作あります。」

2000年の作品。

特にNew seriesで他にもおられたような記憶はあるが、はっきりしない。

 

追記:MaSさん情報

最近のサイドだと、Michel BenitaのRiver Silverに宮崎美枝子さん(箏)、Anders JorminのTrees of Lightに、同じく箏の中川果林さんが参加してますね。