SNSや友人を頼りに知らない奏者の音を知ること、が楽しい。要は好みがそこそこ近くて、切り口が結構違う感じ、が特に良い。死角を照らす灯のような感じで。
そのなかの一人が昂奮しておられるので、興味津々で入手。
石田幹雄ソロピアノCD完成記念ライブ@くう、終了。いやーめちゃくちゃ良かった、めちゃくちゃ良かった、めちゃくちゃ良かった。(大事なことなので３回言いました)
— JOE (@JOE_as) 2018年2月14日
石田幹雄の新作「時景」聴いている。さっきのライブとはまた別物の、とても良いアルバム。泣きそう。
— JOE (@JOE_as) 2018年2月14日
ライヴ会場での直販か通販。田舎暮らしだから、ご本人からの通販。先般の吉田野乃子さんといい、石田幹雄さんといい、親切に対応いただき感謝。
以下のサイトに連絡先記載：
内容なのだけど、実に穏やかで、全くケレン味のない、柔らかいピアノ。実はyoutubeなんかで聴いた感じとは違う。もう少し激しいものだと思った。頭の中では、渋谷毅と書かれた引き出しの隣に入った。曲・旋律とピアノの鳴動、絶妙の按分で聴かせてくれる、という意味。しかし印象は少し違うようにも思う。渋谷さんのピアノはやや外向的な印象。美しい音が聴き手の意識に沈殿していく。
石田さんのピアノはやや内向的で、その思索のようなものを聴き手が受け止める感じ。曲のタイトルからも伺える。しかし耽美的・自己陶酔的では全くなくて、ジャズくさい、音の流れが時間を刻んでいく。そこが心地よい。ごく自然に周囲の大気に溶け込み、淡く漂うようなピアノ。長く聴くことができそうな気がする。
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石田幹雄: 時景(2017, Gaia)
01. 輝彩 6:33
02. 蛍友 6:14
03. 平遠の赤霞 5:40
04. 七申八寅 4:03
05. 模(かたぎ) 5:47
06. ハリウスⅡ 6:37
07. 心影 4:56
08. 雲間の光 3:28
09. 雪風 6:44
10. 悠遠のはざま 6:01
11. 回り合わせ 8:20
12. EのAPCH 6:05
13. 夜 4:46
石田幹雄(p)
2017年2月8日 あけぼのアート&コミュニティセンター
