安価な盤。日本盤だったし、ワーナー期のハービー・ハンコック一派ってあまり人気ないのじゃないかな。しかし、ハービーとその一派の音は、ボクにとってかなり好み。ファンクも良いが、この時代のハービーの音はECMとも交叉していて、電気的な浮遊感が気持ちよい。もうECMからは、そんな音は出ないのだろうが。
内容的にはハービーのアルバムと云っていいくらい、その色が全開。思いの外、2人のドラムは全面に出ていなくて、ベースラインのうえで電気ピアノが浮遊。そこに管が色を添えるような感じ。ヘンダーソンのソロも柔らかくも直球で吹く。
やはり好みの安レコード、だった。CDもストリームもない、のが不思議な1枚。
オマケ:
最近、twitterで「AORのクソダサい帯bot」を眺めるのが楽しい(AORも少し持っている)。
カリフォルニア・ブリーズの香り
— AORのクソダサい帯bot (@AOR_obi_bot) 2018年2月18日
テンダーなヴォーカルとナイス・ハーモニー。
今、鮮やかに甦るシー・サイド・ワールド。
(スニーカー/ルーズ・イン・ザ・ワールド[1982]) pic.twitter.com/URjydQYKbF
ジャズの帯は硬派。「マイルスへの挑戦状」は野口久光センセ、「ジャズ・ファン必聴の一作」は油井御大である。うーん、ハービーMwandishi の派生盤にしか聴こえないが、センセイ達!
(エディ・ヘンダーソンもV.S.O.P.の第3面でのMwandishi バンド再結成の後は、聴いいていないような気が.....)
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Eddie Henderson: Realization (1973, Capricorn Records)
A1. Scorpio-Libra (Eddie Henderson) 11:12
A2. Mars In Libra (Eddie Henderson) 8:40
B1. Anua (Bennie Maupin) 8:50
B2. Spiritual Awakening (Eddie Henderson) 2:33
B3. Revelation(Herbie Hancock) / Realization(Eddie Henderson) 8:00
Eddie Henderson Mganga(tp, flh, cor), Bennie Maupin Mwile(reeds, fl), Herbie Hancock Mwandishi (el-p), Pat Gleeson(synth, org), Buster Williams Mchezaji(b), Lenny White, Billy Hart Jabali(ds)
Recorded at Different Fur Trading Company, S.F., Cal., on February 27 and 28, 1973.
入手したのは日本盤