アイスランドのピアニストによるグラス集。
ECMなんかでもそうだけど、北欧系のピアニストの温度感と曲が整合した時は、快楽発生装置以外の何者でもない。
このアルバムも、「ほぼ」期待通りで、すこぶる気持ち良い。ライヒのミニマルは曲への強い磁場、のようなものがある。だから、曲の律動に突き上げられて、その磁場に引きつけられるような感覚が強いのだけど、グラスの曲は音の調和の移ろいを聴くような軽さ、があって、ぼおっと聴くためにあるような曲。このアルバムも良い感じの脱力感がある。
録音がECMだったらいいのになあ、という気持ちもある。少し暖かさがあって、もう少し冷たくても、とも思う。だから、
このアルバムの良さ、は、このECMとの違いかもしれない。
- アーティスト: オラフソン(ヴィキングル),グラス(フィリップ),シッギ弦楽四重奏団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2017/05/24
- メディア: CD
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Glass: Piano Works [12 inch Analog]
- アーティスト: Víkingur Ólafsson
- 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
- 発売日: 2017/04/14
- メディア: LP Record
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Víkingur Ólafsson: Philip Glass/Piano Works (Deutsche Grammophon, 2017)
1. "Opening" From Glassworks (1981) 7:45
2. Études (1991-2012)
3. No. 9 2:32
4. No. 2 6:00
5. No. 6 4:26
6. No. 5 8:55
7. No. 14 4:37
8. No. 2 6:02
9. No. 13 3:28
10. No. 15 7:40
11. No. 3 4:01
12. No. 18 6:02
13. No. 20 11:24
14. "Opening" From Glassworks 6:39
Víkingur Ólafsson(p)