K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Buell Neidlingerの追悼記事を見かけて

twitterのtime lineで懐かしくも希にしか見かけない名前が流れた:

ビュエル・ネイドリンガー、だ。追悼記事だな、と思った。

ボクはセシル・テイラーとの共演盤で知るのみ。上記記事でも同じトピックス。半世紀以上前の活動がピークだったのか。

Buell Neidlinger - Wikipedia

そう思いながら追悼記事を読んだが、面白い。セシル・テイラー以降も、活動していたのは、レコードのcreditで見かけたので、勿論知っていたが、その幅の広さ。西海岸でスタジオの仕事やオーケストラもやっていたし、academiaでも。カーペンターズビーチボーイズライ・クーダーなどなど。経済的にも成功していたようで、彼の故郷Westport(ニューヨークの近郊)の上記サイトに時々コメントしていたようだ。そんな、「フリー系のジャズ奏者」の一生が見えてくるので、興味深かった、のだ。

読みながら同じ初期のフリー・ジャズ系のベース奏者であるヘンリー・グライムスの生き様を知りたい、と強く思った。公民権運動前に生まれ、(多分)全く違う人生を歩んだ二人が1950年代末から1960年代に同じフィールドで交叉し、またすれ違っていったことに対し少しcuriousなのだ。