minowa君の云った通りだった。
MILES DAVIS & JOHN COLTRANE. THE FINAL TOUR 1960. 入荷しました。とんでもなく素晴らしいです。Kind of Blue. のオリジナル盤を超えているのではないかと思うほど高音質。現代のCD技術は素晴らしいです。 pic.twitter.com/5IJWmRX3bX
— masahiro minowa (@kikijazzbass) 2018年4月10日
実はこのシリーズにはほとんど手を出していない。満腹なのだ、マイルスの生前には未発表だった音源は。特にコロンビアの各種未編集テープで、なんかもういいなあ、と思ったのだ。同じ金を使うなら、古いプレスでレコードを買い直すほうが楽しい。音が生々しく、眼前に彼らが蘇る、ように感じるから。
今回のアルバム、音質の良さが評判。久々にCDもレコードも注文。CDがまず届いた。確かに音は良い。かなり丁寧にイコライズされているのだと思う。楽器の音艶も良いし、CD固有の「距離感」も全くない。だから古いJBLのスピーカーよりも、最近のタンノイの方が気持ちよい。現代の録音並に鮮度が上がっているのだ(古い録音でタンノイを鳴らすと、高音のノイズや歪みがエグい)。
レコードに比べると、その音の鮮度の良さが逆に不自然なのだろうが、これはこれで良い、と思う。
録音内容だけど、既に持っている音源じゃないかな。パリはブートCD、ストックホルムは昔スウェーデンのDragonから出て、DIWから国内販売されたもの。
このレコードと音質を比べると、解像度が圧倒的に良い。冷凍された音が解凍され、瑞々しさを放っている。勿論、レコードの音質も発掘モノとしては上等だったのだけど。Columbiaのre-masterのレコード盤が楽しみだ。
演奏だけど、コルトレーンのヴィレッジ・ヴァンガードでドルフィーが際だったように、ここではコルトレーンが際だっている。ソロは独壇場の感ありで、会場のどよめきも伝わってくる、楽しい。ケリーもムラはあるが、時折、オッと聴かせる。まあまあ。まあ中庸なジャズではあるのだけど、その愉しみを存分に、のアルバム。それでも、このヴォリュームは辛いなあ。レコードが丁度かも。
FINAL TOUR: COPENHAGEN [12 inch Analog]
- アーティスト: MILES & JOHN DAVIS
- 出版社/メーカー: COLUM
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: LP Record
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Miles Davis: Final Tour: the Bootleg Series 6(1960, Columbia)
Disc 1: Olympia Theatre, Paris – March 21, 1960
1. All of You
2. So What
3. On Green Dolphin Street
4. Walkin’(Second Concert)
Disc 2: Olympia Theatre, Paris – March 21, 1960(1-4)
Tivoli Kosertsal, Copenhagen – March 24, 1960(5-9)
1. Bye Bye Blackbird
2. ‘Round Midnight
3. Oleo
4. The Theme
5. Introduction
6. So What
7. On Green Dolphin Street
8. All Blues
9. The Theme (incomplete)
Disc 3: Koncerthuset, Stockholm – March 22, 1960
1. Introduction by Norman Granz
2. So What
3. Fran Dance
4. Walkin’
5. The Theme
Disc 4: Koncerthuset, Stockholm – March 22, 1960
1. So What
2. On Green Dolphin Street
3. All Blues
4. The Theme
5. John Coltrane Interview by Carl-Erik Lindgren
Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Wynton Kelly(p), Paul Chambers(b), Jimmy Cobb (ds)