最近のCDは音が良い、と思う。特にディスクユニオンのThink!はそう感じることが多く、レコードへこだわらないでいいか、とか思っている。
ということで入手した 山口真文の初リーダー作。まさに1970年代中頃。Weather reportが活躍した時代の音。辛島文雄の煌めく電気ピアノではじまる。
ジャコ時代以降のWRって、不思議と時間経過による劣化を感じることが多いのだけど、その前の音は輝きを失っていない、と思う。ショーターの管の音、の魅力が前面に出ているから、だと思う。シンセサイザを多用する前のザヴィヌルも。
このアルバムも山口真文の柔らかい響きを味わうアルバム。だから40年前と思えぬ瑞々しさ、を未だに保っているのだと思う。
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山口真文: After the rain(1976, テイチク==>Think! records)
1. Breeze
2.Bird
3. Beagle
4. Horizon
山口真文 (ts,ss), 渡辺香津美 (g), 辛島文雄 (p), 井野信義 (b), ジョージ大塚 (ds)