K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Duke Ellington Presents The Dollar Brand Trio (1965) 柔らかなタッチで端正な音

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どうも改名(?)後のAbdullah Ibrahimは記憶できない。いつまで経ってもダラー・ブランドだ。その彼のアメリカデビュー盤。DUで入手した安レコード、だけどオリジナル盤。

ライナーノートによると、チューリッヒで公演したエリントンが、楽屋に来た若い歌手Bea Benjaminに誘われて行ったナイト・クラブで演奏していたのがダラー・ブランド。そのBea Benjaminとダラー・ブランドが共演していた、そうだ。

その後のアフリカン・ピアノの硬質な印象とは随分と違う。柔らかなタッチで端正に弾いている。アフリカ的な音は抑制されている。ほのかにモンクのような味を出しながら、柔らかな音が毒を消してしまった不思議な雰囲気になっている。

案外その後に通じるような透明度を感じさせる。名盤、とは云えずとも、少し変わった味が楽しいピアノ・トリオだ。

Duke Ellington Presents

Duke Ellington Presents

 

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Duke Ellington Presents The Dollar Brand Trio (1965, Reprise Records)
A1. Dollar's Dance
A2. Kippi
A3. Brilliant Corners
B1. Jumping Rope
B2. Ubu Suku
B3. The Stride
Dollar Brand(p), Johnny Gertze(b), Makaya Ntshoko(ds)

 

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