K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Bennie Wallace: Live At The Public Theater (1978) あの「奇妙な味」を狙って

この奏者はジャズの聴きはじめの頃に脚光を浴びた人。今聴いても、確かにいい。ウネウネとした感じが、ちょっとモンクなんかの奇妙な快感に通じるところがある。決して、フリージャズということはないのだけど、音の細かな、かつ図太い振幅に惹き込まれる。そして振り切れそうになる音の振幅を伝統的なサックス・トリオに閉じ込めている圧迫感、息苦しさもまた、ある種の快感になってくる。

自作の曲で吹きまくり、その後、エリントンからモンクの曲。あの「奇妙な味」を狙っているのだ。

ボクはゴメスのペラペラした感じのベースは好みではないが、冒頭の曲での白熱は面白かった。リッチモンドは手堅い。

名盤とは云わないが、確かに好盤。その後の細々とした活動が全くもって残念。

そういえばモンク集のレコードもあったので、聴いてみよう。

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Bennie Wallace: Live At The Public Theater (1978, Enja)
A1. Broadside (Bennie Wallace)
A2. In A Sentimental Mood (Duke Ellington)
B1. Blue Monk (Thelonious Monk)
B2. Head (Bennie Wallace)
Bennie Wallace(ts), Eddie Gomez(b), Dannie Richmond(ds)
Producer : Horst Weber, Matthias Winckelmann
Recorded May 26, 1978, at at the Public Theatre N.Y.C

保有盤はInner City)