K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Philadelphiaへ

ネットでは仕事以外のことを書くので、自分で読み返しても楽しそうだ。しかし、本当はそうでもなくて仕事。オフを最大限、楽しんでいる、ということ。後ろ髪を引かれまくって、フィラデルフィアへ。15年振り。

鉄道で入ると、その重厚な駅舎に魅了される。映画のなかで観ることができる空気、のようなものが未だ残っているのだ。入線のアナウンスがホールのなかで響き渡る。20世紀初めの息吹、のようなものを感じ、クラクラするのだ。

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ホテルまでタクシーで。途中から、街の様子がおかしい。路上が荒れ、歩道にはゴミが散乱している。あの懐かしい荒廃したアメリカ、のような場所になって、緊張した。市庁舎から僅か数ブロックだけど、そんなもの。「出勤」に緊張を強いられそうで、マンハッタンでの楽しい余韻が吹き飛んだ。1990年代後半のマンハッタンもstreetによっては、そんな感じだったのを思い出した。小便臭い辻に入ると、紙屑が風に吹かれている。誰も居ない、いや一人こっちを見ている。今まさに、そんな光景のなかに居た。やれやれ。

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