K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

金沢・福光屋見学(試飲編) 吟醸酒を見直した

 酒蔵の後はショルームで試飲。板谷杜氏とショップの店長にもてなして頂いた。感謝!

吟醸酒や数年寝かせた古酒、さらにはン十年寝かした酒(古々酒?)、米のワインまでじっくり薫りを楽しみながら味わうことができた。

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ボクが福光屋の酒が好きなのは、一見(ではなく一呑?)酒としての主張は弱いのだけど、食べものの邪魔をせず、そして酔いが進んでも旨味をじっくりと感じさせるところ。ある時期、吟醸酒を好んで呑んでいた頃、ついには所謂「フルーティーな香り」が鼻について嫌になった、のだ。煩い。だから、実は最初から福光屋吟醸酒もほとんど呑んでいない。

今回、吟醸酒(何だったか左から3つめ)を呑んで、それが思い違いであることを知った。純米酒といっても、酒蔵によって呑口は随分違う、それと同じことなのだ。実に端麗であり控えめであることに、強い存在感を感じた。ボクが好きな「水が如き」酒なのだ、参った。さらに、それを何年か寝かしたとき加わるクセが面白い。かならずしも好みの味わいではなかったが、チーズの麹漬けとあわせると実に美味い。騙されたような感じ、楽しいなあ。

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ン十年寝かした酒(一番左のラベルなし)はリキュールのような不思議な味わい。下の写真のガラス器で香りを楽しむ。

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楽しかった。板谷杜氏とアレンジして誘ってくれた友人に大感謝。すこしマンネリの金沢生活に刺激となった。

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