ボンバの日本のジャズ・セール・シリーズ(テキトー)。
富樫雅彦のSketchを聴いた20歳の頃から、 翠川敬基のベースの音は深く意識に沈殿している。セール品のなかに、その名前を見つけた時には迷わずクリック。
到着後に、しっかりメンバーを見ると、片山広明, 早川岳晴のcreditが。やはり当時のDUBと、富樫雅彦カルテットは随分とディレクトリが違うなあ、とにやり。
バンコクの宿でiPADのスピーカで聴いているからだけど、サックスの音がチェロと共鳴しているような感覚があって、とても美しいと思った。早川岳晴はアコウスティック・ベースかなあ、面白い。何となく、DUB的な音の延長に捉えていた(ボクの脳内の話)奏者が、すこし翠川敬基に寄った感じがあって、そこの奏者間のスキマのようなものが、とてもルーズで柔らかな感触を作っていて、聴いていて心地良さ、がある。聴き手に幸せな弛緩が与えられる。
昔以上に作曲的な営みがしっかりと入っているように感じる部分もあって、それで味のようなものがシッカリ与えられていて面白いなあと思った。
日本のジャズが好きだ、といいつつ、40年近く前の記憶のような感覚がup-to-dateできていない部分があるのだけど、だから面白く感じる部分もあるのだろうな。時間軸を圧縮したよう
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翠川敬基/緑化計画: arbor day (2003, Studio Wee)
1. Izmir
2. West gate
3. Tres
4. Seul-b
5. MaltiInete
6. Full-full
翠川敬基(cell), 片山広明(ts), 早川岳晴(b), 石塚俊明(ds)