今年2/28にアンドレ・プレヴィンが亡くなった、89歳。合掌。
ボクにとってもプレヴィンは、マンのMy fair lady。これは随分聴いた。海外に出張した折にレコード屋に入ると、これまた実によく見かけた。売れたようである。二束三文でモノラル・オリジナルが入手できる。discogsでも二束三文である。ロイ・デュナンのカラっとした音を実に強い音圧で聴くことが出来る。
これがボクの心象に響き渡るジャズか、っていうと、実に怪しいのだけど、普段から思っているジャズの魅力、とはまた違う魅力のように思える。プレヴィンに美しく、正確で、強靱なピアノタッチを楽しむ一枚なのだ。勿論、マンの打音も粘りがなく、クラシックの打楽器的な乾いた感じで、実に良くマッチしている。ともに芸事ととしてレベルの高さ、で聴かせる内容。
勿論、晩年の「ジャズ」で良い内容も多いのだけど、彼の「ジャズ・ピアノ奏者」としての魅力は、共通してそんな感じじゃないのかな。
実は一度だけ、プレヴィンのジャズ・ライヴを予約したことがある。2014年。最初で最後の機会だと思って身震い。マンハッタンのブルーノート。残念ながら、健康問題なのかキャンセル。未だに悔しいなあ。
- アーティスト: シェリー・マン,アンドレ・プレヴィン,リロイ・ヴィネガー
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1999/06/02
- メディア: CD
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Shelly Manne: Modern Jazz Performances Of Songs From My Fair Lady(1956, Contemporary Records)
A1. Get Me To The Church On Time 4:21
A2. On The Street Where You Live 5:37
A3. I've Grown Accustomed To Her Face 3:21
A4. Wouldn't It Be Loverly 5:33
B1. Ascot Gavotte 4:17
B2. Show Me 3:40
B3. With A Little Bit Of Luck 6:01
B4. I Could Have Danced All Night 3:00
Shelly Manne(ds), André Previn(p), Leroy Vinnegar(b)
Recorded August 17, 1956 at Contemporary`s Studio in Los Angeles.