今日届いた漫画。つげ本を注文しようとしたら、amazonの推奨本リストに出たもの。これが実に面白い。屋台の古本屋。そこが一杯だけ出す。さつま白波、寒くなるとお湯割り、熱くなるロック。古本好き、酒好き、には堪えられない。ツボにハマった。
屋台を引くオヤジも渋いし、出てくる本も渋い。何が面白いか云えないが、とにかく面白い。
つげネタ初級編は、「ねじ式」を筆頭に1960年代ガロなんだろうが、晶文社から出た「必殺するめ固め」に収録された漫画をネタにするところが渋い(こればかり)。1970年代の作品集で、夢モノが異様で面白い。ガロ期ともその後のバク期(のリアリズム)とも異なる実験的で異様な世界。その時間・空間的な歪みが、まさに夢の世界で感じるアレなのだ。これを飄々とネタにする感覚の可笑しさ、が楽しい。
追記1:
ブログをアップしてから本の帯を見たら、やはり渋い、だった。そこに尽きるもんなあ。
追記2:
最近、amazonのシステムの推奨で見るべきものがなくなってきたので、こんな買い方は久しぶり。amazonはレビューも荒れているし、マーケット・プレイスの値付けもおかしくなったし、最近は急激に買わなくなってきた。古本は「日本の古本屋」(和本)、ABE BOOKS(洋書)がいいし、CD/レコードはディスクユニオン/HMVなのだ。アマゾン・プライムの値上げで、更新を真剣に悩んでいる。