K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

高柳昌行: flower girl - a collection of cion tomita’s musical works

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高柳昌行: flower girl - a collection of cion tomita’s musical works (1968, Craftman Records)
A1. So Deep And So Blue
A2. Far-away Land
A3. Prologue To Summer
A4. Night Flight
A5. Love Wave
B1. Flower Girl
B2. Sablier
B3. So Soft
B4. Tan Tan
B5. Blues For Narcisse
高柳昌行(g), 佐藤敏夫(g), 三戸部彰(vib),萩原栄次郎(b), 日野元彦(ds)

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DiskunionのCraftman recordsからの再発アルバム。といっても、当時の私家盤で100枚しかプレスされなかったらしい。過去、ヤフオクで2回見かけ、ともに30万円超。そんな世界もあるのだ。

高柳昌行の私的録音を多数世に出しているJINYA DISCから、既にCDでは出されてる。勿論、それも持っていて、その素晴らしさから、レコードで欲しくなっていたのだ。

アルバムの詳しい来歴は以下を。

たち吉の元社長:富田敏夫がシオン・トミタの名前で作曲したもの。実に趣味の良い曲が並んでいて、金持ちの道楽、という世界では全くない。そのような曲を高柳がカチっと弾いている。美しく、そして不用意には寸分も熱くなっていない。後年のアルバム名「cool jojo」そのものだ(jojoは高柳の呼び名)。

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さて録音なのだけど、ちょっと微妙かなあ。アンプが暖まっていないためでもあるが、ちょっと音圧が低めの感じ。同じレコードからの復刻である解体的交感のほうが、感動があったかなあ。痛い6000円かもしれない。もう少し聴いてみて、良いと思ったら訂正することとした。勿論、監修の塙さんのレコードの品質は信用高し。だから原盤自体の録音がイマイチなんだろう。

追記:

新しいレコードでも、何回かかけると音が生々しくなってくるような感覚がある。これもそう。何回も聴くうちに開いてきて、驚いた。