K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

近藤等則, Eraldo Bernocchi, Bill Laswell: Charged (1999) IMA解散後のこの辺りのアルバムが

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近藤等則, Eraldo Bernocchi & Bill Laswell: Charged (1999, Innerhythmic==Apollo)
A1. Called 5:29
A2. Cried 5:50
B1. Cornered 5:15
B2. Connected 7:49
C1. Cleared 4:49
C2. Tokyo 8:58
D1. Crooned 5:24
D2. Changed 5:35
D3. Out 3:28
近藤等則(tp), Bill Laswell (b on 1 to 4, 8), Eraldo Bernocchi(electronics), Eraldo Bernocchi(g)

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記憶に引き続き近藤等則のChargedをレコードで入手。記憶と同じベルギー盤。DJ Krushがcreditされている記憶より、随分安い。ボクのなかでは記憶とドッコイの名盤。IMA解散後のこの辺りのアルバムが好きだな、と思う。

近藤等則, DJ Krush: 記憶 Ki-Oku - Music/Book Log

さて音質だけど、粘りのある高音圧。ラズウェルのベースが粘る・粘る。いや実に気持ち良し。感想は下記の数年前と変わらないので割愛。

 

[2016-09-30]

 近藤等則は1980年頃から聴いているから長い。最近のソロ路線には付き合っていないから、実質は21世紀に入ってからは、そんなに聴いていない、ように思う。

 improvised music、IMAのようなbeat music、そしてElectronicsを多用した2000年前後のもの、様々なアルバムがある。improvised musicでは、やはり初めて聴いたときに共演していたトリスタン・ホジンガーとのアルバムが馴染むし、IMAは初期のメタルポジション、2000年前後ではこのアルバムがいいなあ、と思う。

 このアルバムはビル・ラズウェルとの共演。予想に違わず、とてもワン・パターンな低音のビートのうえの音なのだけど、それが気持ち良い。なかなか相性が良い。それに、「記憶」と同じように、やや抑制的な近藤のトランペット、がいい。少し引いたくらいの感じ、がいいのだ。前に出すぎると、少し白ける、ことがある。それが、(本当によく聴いた)IMAをあまり聴かなくなった理由、じゃないかなあ、と思うのだけど、どうだろうか。