上映2日目、早速出かけた。レイト・ショウで20時前に開始、ということで食事をしてから出かけた。
勿論呑んだので、それが良かったのか、悪かったのか。呑んだ後の、この手の映画は恐ろしく気持ち良いのだ。
原作というより原案の本がある。独人の著者がジョアン・ジルベルトを探しにリオ・デ・ジャネイロに行った話。本の出版前にその著者は自裁し、この世を去る。その本を手に、この映画ははじまる。リオ・デ・ジャネイロの風光の中で亡き著者が接触した人達、ジルベルトの関係者と語る。いつしか亡き著者も、同行二人になっている。
様々な人が語る、ジルベルトを。隠れていることを含め、彼の性格、多分愛すべき、が浮かび上がる。東京でのライヴヴィデオで映し出されたジルベルトそのものだ。
それだけの映画なのだけど、疲れと酔いもあって、半分近く寝ていたように思う。それでも上記の感じはわかる。そんな映画なのだ。劇場の音響で聴くジルベルトの曲も良かった、というか良い子守唄状態。
見直そうかな、いや映画館には行かないかな。