K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

ECMの記事を整理(ECM1021〜ECM1030)

ずっと忙しくサボっていたが、ECMに関する記事の整理を再開。
大体が1972年に収録し1973年に出したアルバム。この時点でNew Series的なクラシック方向以外は、その後のECMの原型のようなものが出揃っている。実に面白い。アイヒャーの考えの萌芽のようなものが、しっかり発芽し、成長をはじめる瞬間を捉えているようだ。

今のECMからすると信じられないが、1枚を除き、米国奏者主体のアルバム。ビジネスを意識した動き、でもあるようだ。米国録音も多い。それでいて欧州の録音技術者にミキシングを任せ、レーベル固有の音場を維持しているのは、大したものだ。

バートンのNew quartetは全くNewな感じがしないジャズ・ロック臭が強いのだけど、確かにPMGの原型が宿っているなあ、と思った。その意味でも種蒔き進行中なのだ。

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