K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

つのだひろと体力バンド: サマー・サンバ (1978) 苦手感満点な明田川との共演だけど、よし!

f:id:dailymusiclog:20200113205859p:plain

つのだひろと体力バンド: サマー・サンバ(1978, Aketa's disk)
1. ストレンジ・メロ〜テーマ
2. サマー・サンバ〜テーマ
つのだひろ(ds), 明田川荘之(p), 斎藤誠(b)
録音日:1978年3月20日、9月29日 
オリジナル発売年1978年

-------------------------------------------------------------

つのだひろと云えば、ボクが物心つく頃、1970年代の中頃には和製ソウル・バンドのヒトという記憶しかない。そう、すでに、つのだ☆ひろ、だったのだ。

だからジャズを聴きはじめて、元来ジャズ・ドラマーと聴いて驚いたのだけど、まあモーリス・ホワイトみたいなものかな、と思った、当時。しかるに、渡辺貞夫のモントルーのライヴを聴いて、スリリングなドラムに驚いたものだ。

近年、浅川マキのアルバムを買い込んだとき、ジャズであり(かなり日本化された)ソウルでもある浅川マキとの共演が実にいいなあ、なんて思ったな。

さて、このアルバムは苦手感満点な明田川(集団生活はそんなレベルを突き抜け、面白かったが)との共演。どうなることやら、と思ったが、よし!だった。

つのだひろの絶え間ないグルーヴ、ビートが、明田川に余裕を与えてなくて、ヨジれる(それが合わない)暇もなく、直球勝負で熱い。そうヨジれなかったら、いいんだよ。

それでもCD1枚聴き通すのは疲れるので、別アルバムを挟んだけどね。

 

サマー・サンバ (世界初CD化、日本独自企画盤、解説・ライナー封入)

サマー・サンバ (世界初CD化、日本独自企画盤、解説・ライナー封入)