Henri Texier: Amir (1976) 北アフリカの匂い

Henri Texier: Amir (1976, JMS)
1. Amir 4:04
2. Le Sage, Le Singe Et Les Petits Enfants 7:53
3. Hommage 4:03
4. Le Piroguier 4:19
5. Homme Rouge 5:20
6. Les Korrigans 5:15
7. Quand Tout S'Arrête 1:28
Henri Texier(b, cello, Oud, fl, p, perc, vo)
Recorded November 1975 - February 1976, Paris.

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アレスキのアルバムを聴いていたら、ティケッシュのアルバムを思い出した。乾いたエスニック風味、地中海を挟んだサハラの匂い、だ。

Saravahのバルーはアナトリアからの移民だから、なのかアラブ系のアレスキなど、北アフリカの匂い満載だ。パリは北アフリカの外縁、ジブラルタルの隣だ。

ティケッシュのアルバム、2000年前後、もそんな匂いが一杯。

Remparts d'argile by Henri Texier on Spotify

そんな訳で、何となくフィル・ウッズのEuropean Ryyhm Machine後のティケッシュが気になった。そういうことで、再発レコードを注文して、初リーダ作をstreamingで。

タイトルがAmirとイスラム圏を想起するものだとわかる（カリフの下の王族）。このアルバムから、近年に至るまでのエスニック風味のジャズが一貫して演奏されていることがわかる。ビートのキレが格好良くて、なかなか聴き飽きしない。

それにしても、一人多重録音でこんな音楽をやるティケッシュは凄すぎる。彼もしばらく聴き続けているだろうな。