K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Mkwaju Ensemble: Ki-Motion (樹モーション)(1981) 高田みどりを聴く快感

Mkwaju Ensemble: Ki-Motion (樹モーション)(1981, Better days)
A1. Wood Dance (高田) 7:18
A2. Maximum α(千野) 7:10
A3. Ki-Motion(高田) 6:27
B1. Angwora Steps(千野) 6:38
B2. Hot Air(高田) 8:15
B3. Zindo Zindo(千野) 6:14
高田みどり(perc, marinba, viv, voice), 定成庸司(perc, marinba, viv), 千野秀一(synth), 村上"ポンタ"秀一(ds)
producer: 千野秀一
Recording: 13th July - 18th August 1981 

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高田みどりの存在を強く意識したのは1980年代だったか。

最近になって、その頃のアルバムが再発されている。これはスイスのレーベルからの再発。音質は良く、レコードで聴く良さで一杯。

このアルバムは千野秀一プロデュース。現代音楽系の打楽器奏者2名に千野秀一と村上"ポンタ"秀一という編成。

高田みどりのアルバムは緻密に作曲されたもので、打楽器もジャズ系のように尤度を遊ぶようなものではない。しかし、キッチリと切られた振動が、特にミニマル的な曲に嵌まると快感指数は高い。千野秀一も村上"ポンタ"秀一も、そんな現代音楽系の打楽器へのサポートに徹していて、だから統一感のあるモコモコっとした打楽器群の音が気持ち良い。

高田みどり:Ton-Klami/ In Moers (1991) ピアノと打楽器の濃密な音空間に対するサックス - K’s Jazz Days

高田みどり:Through The Looking Glass (1983) ゆっくりと旋回する音場に身を任せながら - K’s Jazz Days

高田みどり, 佐藤允彦: Lunar Cruise (1990) バブル絶頂の頃 - K’s Jazz Days

Ki-Motion [Analog]

Ki-Motion [Analog]