K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

フォノ・イコライザSV-EQ1616Dで古レコードを

 ジャズを聴くなかでレコード盤に魅了されたのは、Blue NoteやRiversideあるいはPrestigeではなく、Columbia盤に魅了された、と思っている。美しい、端正な録音が多い。そうなると気になってくるのは、レコードの補正カーヴ。ある時期までのコロンビアは標準のRIAAカーヴではないのだ。

だから、せっせと古レコードを入手しても、適切な補正カーヴを用いないと、その音を云々する前提条件を間違えることになる。

 

そんなことで、随分前からオーディオ工作のF師匠に相談していた。そのなかで、以下のキットの提案を受けていた。

ということで、手配・組み立てもF師匠にお願いしたSV-EQ1616D(真空管なし)+松セット(部品のグレード: Gold Lion ECC83/12AX7×2, Brimar 12AU7×1, PSVANE WE274B ×1, ASC X335 2.2uF[2個] ×1)が本日届いた。F師匠ありがとうございました。

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このイコライザでは、以下のように細かく補正ができる。

[低域]ターンオーバー周波数調整:切替式
→RIAA, old AES, COLUMBIA/old NAB, LONDON, EU系SP盤,US系SP盤に対応
 (ターンオーバー周波数だけでなく低域特性も各EQカーブに合わせて同時可変)

[高域] ロールオフ調整:ON/OFF選択式
ON時:連続可変(すべてのEQカーブに対応), OFF時:減衰なし(SP盤用)

入力は2入力。MM/MCの選択SWが別にあり、MCにはJFETのインピーダンス変換回路がついている。MCはトランスを使うので、ポジションはMMを予定している。

かなり使い易い。嬉しい。2出力だったら満点だなあ、と思う。

レーベルや時期によって、自分に合った古レコードのイコライズポジションを決めようと思う。

新旧イコライジングカーブで聴くLP&SP盤 part2 : オーディオ万華鏡(SUNVALLEY audio公式ブログ)

まずはコロンビアのビリー・ホリディから。華やかなオーケストラの伴奏のなか微かな哀しさのようなものが暖かく伝わる。暫く、痺れそうだなあ。

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プレーヤー、カートリッジ 

 

管球アンプ

スピーカーはJBL