K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

近藤等則, 土取利行: 1973 Live concert Tokyo(立光学舎) 最高のオマージュそして驚き

近藤等則&土取利行 / 1973 Live concert Tokyo / 1973 ライヴ・コンサート・トーキョー

近藤等則, 土取利行: 1973 Live concert Tokyo(立光学舎)
1. Improvisation 1 13:13
2. Improvisation 2 20:29
3. Improvisation 3 13:58
近藤等則(tp), 土取利行(ds)
1973年新宿ピットイン・ティー・ルーム

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昨年、入浴中になくなったという近藤等則への最高のオマージュそして驚きが一杯詰まった音源。 土取利行のカセットテープに収録されていたという。そんな音源、と思わせない臨場感、音質、内容、全てが驚きである。

単なる回顧のアルバムではない。二人の公式?音源は1975年以降で、近藤は浅川マキとの共演盤(その後、山下洋輔との共演がFrascoに)、土取は高木元輝との共演盤(コジマ録音の高値盤、再発乞う)である。その二人の最初期の音源となる。それだけでも貴重な記録なのだけど、驚くのは演奏。既に近藤は近藤、土取は土取。その後の演奏のelementsがこの記録の中に全て入っているのだ。完成された奏者達の記録であって、習作ではなく、迷いも感じられない。その視座の先に、その後の活躍がある。

私が聴きはじめた1979年あたりでも、インスピレーション&パワーに出演している第一世代の奏者は、関西でも聴く機会は少なからずあったのだけど、その後の世代である彼らは、既に日本を出ていて、存在の認知すら希薄であったような気がする。SJ誌の扱いじゃないしね。1979年秋に学祭で聴いた近藤+ホイジンガーがインプロの初洗礼で、そのときに感じた面白さは、いまだ懐かしい。

この音源をリリースした土取利行さんの尽力に深謝したい。聴くべし!

 

彼らのその後のレコードとあわせ、彼らが疾走した1970年代の音を愉しんだ。

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1973 Live concert Tokyo

1973 Live concert Tokyo