K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Kenny Barron: Imo Live (1982) 音の強さ、に押し切られた

Secondary, 2 of 7

Kenny Barron: Imo Live (1982, Whynot)
A1. And Then Again (Kenny Barron)12:08
A2. Manha Do Carnaval (Black Orpheus) (A. Maria, F. Llenas, L. Bonfa) 14:20
B1. Rhythm A Ning (T. Monk) 14:17
B2. Someday My Prince Will Come (F. Churchill, L. Morey) 13:43
 Kenny Barron(p), Buster Williams(b), Ben Riley(ds)
Coordinator [Production] : Ken Inaoka, Masa Marumo
Producer: 悠雅彦
Recording: 及川公生
Recorded Live at IMO HOUSE, Tokyo, June 9, 1982
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悠雅彦プロデュースの名レーベルWHYNOTの最後のアルバム、18枚目。

ケニー・バロンは1990年代に好きなアルバムがあるが、そんなに強い印象を与えるピアノ奏者じゃないと思う。日本人好みのハンク・ジョーンズやトミー・フラナガンと同じような名脇役の印象で、彼らよりも個性が薄いような感じ。

実は生で2回聴いているようだが(ケンブリッジ1回、金沢1回)、どうも記憶が薄い(ブログに書いておくものだ):

そんなケニー・バロンの認識を吹き飛ばすアルバムが、「いもはうす」でのライヴ。とにかく音の密度が濃く、また及川公生の録音が素晴らしくピアノの音が粒立っている。音響装置が素晴らしく鳴っている。

手数の多く早い演奏、そして力強い。要はそれだけなのだけど、並のピアノ・トリオの水準を越える押しの強さに圧倒される。音の強さ、に押し切られた。そんな演奏を聞くのは久しぶりだな。いや、やられたなあ。

ところでWHYNOT LABELってIndia Navigationと地続きの印象があったのだけど、まさかド直球のバップがあるとは!


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IMO ライブ

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