K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Steve Kuhn: 1960  金沢に来た頃に聴いたアルバムをレコードで

1960, Secondary, 2 of 6

Steve Kuhn: 1960 (1960, B.J.L)
A1. Little Old Lady
A2. Bohemia After Dark
A3. What's New
B1. So What
B2. So What (Alternate Take)
Steve Kuhn(p), Scott LaFaro(b), Pete La Roca(ds) 
Recording Engineer: Peter Ind
Mastering Engineer: Seiji Kaneko
Producer: Steve Kuhn
Recorded on November 29, 1960
Peter Ind Studio, New York City.
Mastered at King Records Sekiguchidai Studio
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昨年末に出たレコード。気が付かず、今になって入手。webで探しまくって、ようやく入手。

スティーヴ・キューンが保管していた音源で、ベースがスコット・ラファロで、ドラムがピート・ラ・ロカときたら、驚きの音源だろう。1938年生まれ(で存命の)のキューンが22歳のとき。ラファロはエヴァンスとのトリオの時代の最中。ラ・ロカはロリンズとのセッション(BNのVillage Vanguard)の吹き込みの後。そんな上昇中のメンバーとの吹き込みで、悪かろう筈はない。でも、そんなに強い個性を感じる訳でもない。ピアノの上手さを聴かせる感じは、初期のポール・ブレイや穐吉敏子と同じような印象。

そうであっても、ピーター・インドのスタジオで録音された音はとてもよく、3人の演奏が良い感じで仕上がっている。そんな印象のCDなのだけど、これがレコードで聴けて嬉しかった。ビル・エヴァンス・トリオとsimmilarのピアノ・トリオでの、ラファロの数少ない音源なので。とは言っても、エヴァンスとのような濃密なinter-playがある訳でもないのだけど。
この録音の存在を知ったのは金沢ジャズバーで聴かされたから。そのバーの名はラファロ。15年くらい昔の話。あまり縁がなく、その後行かなかったが。やってられた女性も、最近この世を去った、と伝え聞く。合掌。

そんなことを思い出しながら何回も聴いている。

追記:

キューンは1960年代後半の演奏が好み、という点ではチック・コリアと同じような位置づけ、頭の中では。あとはECMでのTransとCarin Krogとの共作のような、巧く電気が入ったアルバムが良い。あとは悪くはないが、印象が弱いかな。

1998年6月にNYに出張したとき、Sweet Basilにピート・ラ・ロカのバンドが出ていて、ピアノがキューンだったな。かなりフリー寄りの激しい演奏だったけど、良かったな。