K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Steve Kuhn Live In New York (1972) ECM/Transにつながる荒っぽい魅力に溢れたアルバム

Steve Kuhn Live In New York, Primary, 1 of 5

Steve Kuhn Live In New York (1972, Cobblestone)
A1. Gloria (Branislaus Caper) 5:05
A2. The Child Is Gone (Steve Kuhn) 3:00
A3. The Real Guitarist (In The House) (Steve Kuhn) 7:47
A4. The Saga Of Harrison Crabfeathers (Steve Kuhn) 5:20
B1. Chicken Feathers (Steve Kuhn) 6:37
B2. Ida Lupino (Carla Bley) 4:10
B3. Raindrops, Raindrops (Steve Kuhn) 4:30
B4. Thoughts Of A Gentleman (Steve Kuhn) 3:06
Steve Kuhn(p, el-p, vo), George Mraz(b), Bruce Ditmas(ds), Sue Evans(perc)
Producer : Helen Keane
Producer [Assistant to Helen Keane]: Bobbie Egert
Recorded live at Folk City, New York
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しばしスティーヴ・キューンのシリーズ:

実は、ある時期からの「伝統的ピアノ・トリオ」に興じるキューンは面白くない。ビーナスに取り上げられていることが、その証左で。

ボクのなかでは1960年代後半の、硬質すぎるポール・ブレイをちょっと柔らかくした感じのキューン、そして1970年代のFender rhodesを演るキューンが大好き。それらを演繹したようなECMのTransが最高峰ではないかと思っている:

このアルバムはアコースティックな1960年代からECMのTransまで遷移するなかの中間ポイントのライヴ。ECM/Transにつながる荒っぽい魅力に溢れたアルバム。

荒っぽさ、多分にドラムのディトマスによるもの。これがTransではデジョネットだから、その差は大きいように思う。

それでも、ECM/Transにつながる荒っぽい魅力に溢れたアルバム、と思えるのは、曲・編曲の魅力、それからキューンのジャズ・ロック的なものの消化が良くできていて、ジャズとしての魅力を放っているから、だと思う。

1980年代以降、どうもシックリこないのは、そんなキューンの魅力を感じさせないから、だと改めて思った。

それにしても歌まで唄うキューンには驚き。まあキース・ジャレットが歌ったり、ギーター弾いたりするアルバムを残した時代だからね。