
Woody Shaw: In My Own Sweet Way (1987, In+Out Records)
1. The Organ Grinder 8:29
2. In Your Own Sweet Way 8:29
3. The Dragon 8:43
4. Just A Ballad For Woody 9:59
5. Sippin' At Bells 7:18
6. Estate 5:16
7. Joshua C. 13:32
Woody Shaw(tp), Fred Henke(p), Neil Swainson(b), Alex Deutsch(ds)
Engineer: Roland Wittwer, Terry Steven (tracks: 1 to 5, 7)
Engineer [Mixing, Mastering]: Winnie Leyh
Producer: Frank Kleinschmidt
Recorded live at Bazillus, Zurich, Switzerland on February 7, 1987 and live at Muhle Hunziken, Bern, Switzerland on February 8, 1987
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ショウは好きなトランペット奏者.1979年にColumbia盤でのヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ録音Stepping stonesをジャズ喫茶で聴いて,それ以来である.亡くなったのが1989年で,その10年後.地下鉄で転落し,左腕切断,という.あわせてヘロインの常習者であったようで,かつてHIVにも感染との記事を読んだような気がする.
80年代後半には、ショーは不治の変性眼病である網膜色素変性症でほぼ失明していた。 成人期を通じてヘロイン常用者であったショウは、ヨーロッパでの長期滞在から1989年初頭にアメリカに帰国した際、健康状態が悪く、空港では車椅子が必要であった。[8]1989年2月27日の朝、ショウはニューヨークのブルックリンで地下鉄にはねられ、左腕を骨折し、頭部外傷を含む他の怪我を負った。 ショーの後、ローチはニューアークに戻るのに十分なお金を持って、ショウを真夜中ごろタクシーに乗せた。 ショウはニューアークに行かなかった。その日の朝、何が事故につながったのかは不明である。 ベルビューでの入院中、ショウは腎不全に陥り、人工呼吸器を付けられ、1カ月以上意識を失った。 1989年5月10日、腎不全のため44歳で死去した。
このショウの頂点は,やはりColumbaとの契約期間(1978から1981)ではなかろうか.演奏もさることながら,自身の演奏によく合った作編曲の魅力に溢れている.トランペットらしい,柔らかい管の響き,突進していくような音の勢い,だけでなく細かく展開されていくアドリブ.清新な音を響かせた1960年代後半の新主流派のジャズ(たとえばチック・コリアやボビー・ハッチャーソンら)の音を10年かけて円熟させた趣があった.初期にドルフィーとも共演していたのも頷ける,アヴァンな雰囲気も上手く醸していたようにも思う.Museでのムハル・リチャード・エイブラムスらとの共演も,ドルフィーとの共演を発展させたような素晴らしいアルバムだった.新主流派を発展させ,フリージャズの語法を組み入れた1970年代ジャズの決定盤ではなかろうか.
今世紀に入ってからの多くの発掘盤も,この1970年代後半から1980年代はじめのライヴ盤,どれも素晴らしい.
さて,コロンビア契約後は,Elektra,Enja,Museからアルバムが出ているが,そのような輝きが消えていくのだ.
このアルバムも,やはりそのような中の一枚ではある.淡々とバップを吹いているショウがいる.とは言ってみたが,単管の編成でのライヴ盤というのは存外に楽しくて,柔らかい音で吹くショウ楽しむことができた.期待が大きいだけに,本当はもっと吹いて欲しかったのだけど,これはこれで良し,としよう.という感想.
