K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

佐藤允彦: Your favorite(2021) 優しく弾いているアルバムなのだけど

佐藤允彦: Your favorite(2021, LEZARD)
Disc-1
1. Embraceable You (George Gershwin)
2. It Might as Well Be Spring (Richard Rodgers)
3. A Nightingale Sang in Berkeley Square (Manning Sherwin)
4. Emily (Johnny Mandel)
5. My Heart Stood Still (Richard Rodgers)
6. Jitterbug Waltz (Fats Waller)
7. P.S. I Love You (Gordon Jenkins)
8. The Way We Were (Marvin Hamlisch)
9. Here There and Everywhere (Lennon-McCartney)
10. Libertango (Astor Piazzolla)
Disc-2
1. Scotch and Water (Josef Zawinul)
2. Born to Be Blue (Mel Torme)
3. I'll Close My Eyes (Billie Reid)
4. She (Charles Aznavour)
5. Spring Song ~ Waltz Step (富樫 雅彦)
6. Wild Is the Wind (Dimitri Tiomkin)
7. Turn Out the Stars (Bill Evans)
8. Michele (Lennon-McCartney)
9. Cherbourg Impossible (Michel Legran)
佐藤允彦(p), 加藤真一(b) 
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佐藤允彦は1941年生まれ.世代でいうとボクの母より年少,叔母より年長.しかしながら,その活動の幅は1969年からさほど変わっていないように見受けられる.音楽の幅もそうだし,演奏エリアも欧州に及んでいる.世代を超えた共演相手にも驚く.

渡辺貞夫や中牟礼貞則を筆頭に,続く日野皓正,渋谷毅,佐藤允彦,坂田明,豊住芳三郎など,驚くばかりだ.1970年頃の日本のジャズシーンの動態保存のよう.いつまでも元気でいてほしい,と思っている.
ことに佐藤允彦の変わらない有りようは,いつだったか大友良英のラジオ番組に出演したときに驚いたが,アルバムリリースも途切れず続いている.これは2021年のもの.

 

CDの惹句を引用:

代官山の喧騒を離れた猿楽橋の袂にある小さなジャズ・バー、LEZARD(レザール)。
そこに集うはジャズ通の紳士淑女。レザール企画第3弾はその常連客からの膨大なリクエスト曲を厳選。演奏するのはJ-Jazz界の匠、佐藤允彦(piano)と加藤真一(bass)。そして演奏するすべての曲に編曲を施し、スタンダード曲を独自の色に染め上げるのは佐藤允彦の手腕と熱量。選曲から演奏の直前まで、寝る間も惜しんで何度でも曲を練り上げていくベテランの姿勢に脱帽。
熟練の技と軽妙な選曲の2枚組、全20曲はジャズ・スタンダードから映画音楽、ビートルズまでをも包括。佐藤允彦『Palladium』(1969年)以来の「Michele」アレンジにも注目!

ジャズ・バー向きのスタンダード・ナンバーを優しく弾いているアルバムなのだけど,美音や流麗さは相変わらず.知った曲でも,ハッとするような聴かせ方をさせてくれて楽しい.あまり好きでないJitterbug Waltz(ドルフィーのコレがちょっとねえ)を楽しく聴かせてくれたのはビックリ.

リクエストを集めたと称して,富樫雅彦の曲やパラジウムのミッシェル(これの美音にヤラれたのだ)を取り上げるあたり,古いファンを泣けせるようになっている.ベースのサポートも素晴らしく,また録音も良い.

ということで,最近また佐藤允彦の音源を集めている.トホホ.