
(ECM2836) Fred Hersch: The Surrounding Green (2024)
A1. Plainsong (Fred Hersch) 5:50
A2. Law Years (Ornette Coleman) 4:14
A3. The Surrounding Green (Fred Hersch) 5:40
A4. Palhaço (Egberto Gismonti) 5:32
B1. Embraceable You (George & Ira Gershwin) 6:32
B2. First Song (Charlie Haden) 7:27
B3. Anticipation (Fred Hersch) 6:14
Fred Hersch(p), Drew Gress(b), Joey Baron(ds)
Design: Sascha Kleis
Engineer: Stefano Amerio
Producer: Manfred Eicher
Recorded May 2024
Auditorio Stelio Molo RSI, Lugano
The Surrounding Green - ECM Records
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ハーシュのECMでの第3作。かって、(多くのファン同様)、ECMからハーシュのアルバムが出たらなあ、と思ったものだけど、それが裏目。Stefano Amerioの録音+(多分)アイヒャーの残響付加が、ピアノの打音を丸めていて、滲んだような音の輪郭になっている。以前の2作とそこは変わらない。稲岡氏の記事で、菊地雅章とアイヒャーが揉めて、アルバムが没になった話が出てくるが、多分、これが原因。昔から音が変容している。キース・ジャレットのNew Viennaでの音のフィット感と好対照。
だから冒頭のフリーフォームの2曲(自作曲とオーネットの曲)は、そのようなピアノの音の滲みが気になって駄目。レコードだけではなく、QobuzのHigh resolutionでも同じ。ベースやドラムの音は素晴らしいのに、実に残念。自作の表題曲やジスモンチの穏やかで優しい曲調で、聴ける感じに。B面もそう。ガーシュウィンからヘイデンの美曲が続き、魅了される。さらに弾けるようなハーシュらしい自作曲での仕舞いの余韻たるや、実に素晴らしい。
だからこそ、ピアノの音が残念なのだ。

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