
Thelonious Monk: Thelonious Himself (1957, Riverside Records)
A1. April In Paris (Harburg, Duke)
A2. Ghost Of A Chance (Crosby, Washington, Young)
A3. Functional (Thelonious Monk)
A4. I'm Getting Sentimental Over You (Bassman, Washington)
B1. I Should Care (Stordahl, Weston, Cahn)
B2. 'Round Midnight (Williams, Monk)
B3. All Alone (Irving Berlin)
B4. Monk's Mood (Thelonious Monk)
Thelonious Monk(p), John Coltrane(ts on B4), Wilbur Ware (b on B4)
Engineer: Jack Higgins
Producer: Orrin Keepnews
Recorded in New York, April 12 and 16, 1957.
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このアルバムは初期のモノラル盤を持っている。好きな演奏ではあるが、どことなく高踏的な印象があって、美しいVogueのソロや楽しいColumbiaのソロほどは聴いていない。モンクのピアノの魅力である「よじれたグルーヴ感」のようなものも少し足りない。確かにコルトレーンとのトラックも素晴らしいが、それは別の話。
今回、Kevin GrayによるOJCの再発盤を入手したが、実に素晴らしい、と感じた。彼のスタジオでの制作では、音のダイナミックレンジが高まり、高音での響きにエネルギーが与えられている。そこがモンクのピアニズムを強く感じさせる盤に生まれ変わった感がある。悪く云うと、若干のECM味というか。。。。別物になっている。
改めてモンクの魅力が「よじれたグルーヴ感」のようなもの、だけでなく疎なるピアノの打音の合間が伝える沈黙の美、なんだと思った。まさに菊地雅章が死するまで追求した、あの音の世界そのものなんだと思う。
まあ別のアルバムとして、受容したと思ってもらいたい。
追記:割と評判が良いOJC初期盤と同じ時代のComplete riverside(CD)の音源を聴くと、原盤に近いフラットな印象。Kevin Gray盤はかなり誇張したイコライズだと思う。そこがなんとなくツボにはまったのだ。

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