K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

渡辺貞夫: Bossa Nova '67 (1967) Before 1969の音楽

渡辺貞夫: Bossa Nova '67 (1967, Victor)
A1. Girl From Ipanema
A2. Meditation
A3. Black Orpheus
A4. O Grande Amor
A5. Bonita
A6. Dindi
B1. Mas Que Nada
B2. The Shadow Of Your Smile
B3. Fly Me To The Moon
B4. A Man And A Woman
B5. So Danco Samba
B6. She's A Carioca
渡辺貞夫(as,fl), 菊地雅章(p), 中牟礼貞則(g), 鈴木勲(b), 富樫雅彦(ds), 宮田英夫(perc)
ストリングカルテット
Recorded in March 1967.
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レコードで追いかける限り、日本のジャズは1968年までのものと1969年からのものとの間に大きな飛躍、あるいは不連続が見られる。あくまでレコードでの話だから、演奏のステップであると同時に、レコード会社の意識も大きく変わったのだろう。

1960年代後半の貴重な記録であるTactのアルバムを聴いても、やはり「本場のジャズ」を意識したスタイルや曲になっている、と思う。1969年以降、日本のジャズとIdentifyされる「なにか」、が宿っている。欧州より、やや遅れてはいるが。

このアルバムは1967年録音。見事なメンバーなので、反射神経的に入手してみたが、やはりボサノヴァ・ムード音楽。残念ながら。

「午後3時に西友のカタカタなるエスカレーターに乗っていたら、3時のタイムセールの前にかかるイパネマの娘」、の趣。

録音はとてもよくて、1970年代の素晴らしいレコード芸術(だと思っている)の準備はできていたようだ。だから奏者の音は見事に捉えられている。


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