
Peter Evans: Extra (2023, We Jazz)
A1. Freaks 4:53
A2. In See 5:11
A3. Boom 5:44
A4. Nova 2:31
B1. Movement 56 4:04
B2. Underworld 6:35
B3. Fully Born 2:58
B4. The Lighthouse 1:48
Peter Evans(Piccolo tp, flh, p), Petter Eldh(b, synth), Jim Black(ds, electro)
Recording: Joachim Monte
Mixing, Mastering: Juho Luukkainen
Lacquer Cutting: JSA/Timmion Cutting
Press: Optimal Media GmbH – BO19653
Producer: Peter Evans, Petter Eldh
Executive Producer, Design: Matti Nives
Recorded August 5-7, 2023 at Namouche Studios in Lisbon, Portugal.
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購入して放置していたレコード。早く聴けばよかった。
ピーター・エヴァンスは、現時点で最高峰のトランペット奏者と云っても、大袈裟でないだろう。管から絞り出される管の多様な音響は驚きに満ちていて、何処に連れて行かれるのか、そんな気持ちで音の連なりを聴いている。
そんな魅力に満ちたトランペットのソロも面白いのだけど、ビートがある曲での、ビートへの適度な距離感が、不思議な浮遊感を作っていて、なんとも言えぬ快感を作り出す。
ヘルシンキのWe jazzから出た本盤のビートは、ジム・ブラック(彼も好きなんだな)の捻りが効いた変態的なもの。管との相乗効果が凄まじい。
聴くべし、の現代ジャズの傑作。
追記:
ボクは1970年代の日野皓正のトランペットが大好きで、寿歌あたりが頂点かな、と思っている。何が頂点かというと、管の音響を最大限活かした、という意味。実はピーター・エヴァンスの「ジャズ」も、そんな音の延長線で発展しているように聴こえて、面白い。


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