K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

(ECM 2857) Wolfgang Muthspiel: Tokyo (2024) 最近は辛く見ているECMだけど

(ECM 2857) Wolfgang Muthspiel: Tokyo (2024)
A1. Lisbon Stomp (Keith Jarrett) 5:17
A2. Pradela (Wolfgang Muthspiel) 6:50
A3. Flight (Wolfgang Muthspiel) 7:37
A4. Roll (Wolfgang Muthspiel) 2:30
A5. Christa's Dream (Wolfgang Muthspiel) 3:49
A6. Diminished And Augmented (Wolfgang Muthspiel) 4:42
B1. Traversia (Wolfgang Muthspiel) 5:35
B2. Strumming (Wolfgang Muthspiel) 7:23
B3. Weill You Wait (Wolfgang Muthspiel) 5:46
B4. Abacus (Paul Motian) 6:27
Wolfgang Muthspiel(g), Scott Colley(b), Brian Blade(ds)
Jim Redgate(g), Nico Moffa(g)
Design:  Sascha Kleis
Engineer (Recording): Akihito Yoshikawa
Assistant Engineer (Recording): Ryuto Suzuki, Yo Inoue
Engineer (Mixing): Michael Hinreiner
Mixing: Manfred Eicher, Wolfgang Muthspiel
Producer : Manfred Eicher
Recorded on October 2024 at Studio Dede, Tokyo
Mixing at Bavaria Musikstudios, Munich

Tokyo - ECM Records

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最近は辛く見ているECMだけど、これは楽しく聴けたかな。残響付加も過剰じゃないし、弦の音も美しい。Pat MethenyのBright size lifeを咄嗟に想い出し、それを咀嚼するような聴き方。

部分的に多重録音かな、と思ったら2名がギターで加わっている。今まで、惰性でレコードを買っていたが、Wolfgang Muthspielはじっくり聴いていなかった、ので、まずは独wikiで調べる:

ヴォルフガング・ムートシュピールは、作曲家であり合唱指導者であるクルト・ムートシュピールの息子として、ユデンブルクで育ちました。6歳の頃からヴァイオリンのレッスンを受け始めました。10代の頃、独自の音楽の道を歩むことを決意し、独学でギターを習得しました。グラーツ音楽大学でギター(クラシック/ジャズ)を学んだ後、1986年にアメリカに渡りました。1986年から1989年まで、ニューイングランド音楽院とバークリー音楽大学で学業を修了しました。 ウォルフガング・ムートシュピールが若い頃からアメリカのジャズシーンで高い評価を得ていたことは、ゲイリー・バートンが、ムートシュピールの大きなロールモデルの一人であるパット・メセニーの後継者として、彼を自身のバンドに迎え入れたことからも伺えます。その後、ヴォルフガング・ムートシュピールは、マリア・ジョアン、デイヴ・リーブマン、ピーター・アースキン、ポール・モチアン、ボブ・バーグ、ゲイリー・ピーコック、ドン・エイリアス、ラリー・グレナディア、ガブリエル・グッドマン、ジョン・パティトゥッチなど、多くの著名なジャズミュージシャンからコンサートやスタジオ録音に招待されました。1990年代半ば、ムートシュピールはついにニューヨークに移住し、そこで、ジャズとポップの境界領域で、ノルウェーの若手歌手レベッカ・バッケンなどとのコラボレーションを行いました。2002年、ムートシュピールはオーストリアに戻り、それ以来ウィーンに住んでいます。ここで、彼は自身のレコードレーベル「material records」を設立し、自身の録音や他のアーティストの録音をリリースしています。

ウィーンでは、双子の兄弟であるアンドレアス・ピヒラーとマティアス・ピヒラーとともに新しいトリオを結成。2006年には、material records から初のアルバム「Bright Side」をリリースした。

1998年以来、アメリカのドラマー、ブライアン・ブレイドと繰り返し共演している。ベーシストのマーク・ジョンソンとのトリオで2枚のアルバムを録音し、コンサートツアーを行ったほか、2人はデュオを結成し、2007年に初のアルバム『Friendly Travelers』をリリースしました。2013年、ムートシュピールはミュンヘンのレーベル ECM と契約し、アルバム『Driftwood』(ブライアン・ブレイド、ラリー・グレナディアとのトリオ)および『Travel Guide』(ラルフ・タウナー、スラヴァ・グリゴリアンとのトリオ)を録音しました。

ムートシュピールは、サンプリングやループ技術など、さまざまな電子音楽の手法を使用している。また、時折、バイオリニストとしても演奏活動を行っている。2012年に『Vienna Naked』で自身の楽曲を歌う歌手としてデビューし、2015年にはアルバム『Vienna, World』をリリースした。2005年より、バーゼル音楽大学にてジャズギター教授を務めている。

なるほどねえ。音を聴いて若いと思ったのは、Bright size lifeの印象と重なったからで、昨年に還暦の御大だった。1980年代末にバークリーだったら、まさにPat Methenyの影響下だろうし、音造りが近いのだろうね。

聴きながら感じたのは、だったらBright size lifeを繰り返し聴けば良いのではないか、という感覚。Keith Jarrettの初リーダ作の佳曲Lisbon StompではじめてPaul MotianのAbacusで締め括る意外性は良かったのだけど、その路線でもっともっと攻めて欲しかったな、が結論。惜しい。

Tokyo [Analog]

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