K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

CDかレコードか、の話(1) 装置の側面から(CDがレコードを越えた日)

CDかレコードか、の話。

装置的な話と、音源的な話(媒体としての特性、性能)と、聴き手の話があると思う。

まず、装置的な話。

元来、ディジタル・オーディオはPC(MAC mini)でのAudirvanaとDAC(Korg Nu1)で聴いていた。CD再生装置には全く力を入れていなかった:

これは、これで満足していたのだけど、特に古い音源(1980年代以前のレコード時代)では、レコードの音のほうが「眼の前」感が強く、ディジタル・オーディオでは少し距離があるような感覚であった。

昨夏の酷暑で、真空管のラインナップが結構嫌になったのが契機で干支一回り振りに、新しい装置を導入(中古だけど):

導入当初は、過去の真空管システム(McIntosh)から大きく変わった感じはしなかった。その過程で電源系(ケーブル、タップ、トランス)の影響の大きさを実感。多分、音の解像度が上がって見えてくる、ような話だと思う。過去の真空管システムでも良くなっていると思う。

そこで気がついたのは、新しい音響的な音源(青葉市子)を聴くと、レコードよりディジタル音源の解像度のほうが低い。これはおかしいと気がついて、思い切ってDACを兼ねてCD/SACD再生機を導入。Mark Levinsonのアンプ一台より高価だった:

これで驚いたのは、CDの音が実に美しく、解像度が高いこと。また「眼の前」感が強くなり、この点でのレコードの良さ、は感じられなくなった。惚れ惚れする音。

さらに同じ音源をPC+DACで聴く場合と、解像度の違いに驚いた。違いはディジタルデータの送り出しのみ。つまり、PCからのディジタル・データの時間的なゆらぎ、の問題のように思われる。明らかにPCの電源・クロック系部品は雑音まみれなので、いわゆるフリッカー雑音(1/f雑音)が高レベルで、可聴音から低域の周波数で影響を与えていると想像。つまりディジタル・データの送り出し側の改善が必須ということ。ブログコメントを参考(感謝しています)に、音楽専用NASを導入。ボクの理解では音楽専用NASは、音楽専用PCとしてのメリット。クロック、電源が改善されている。:

結論としてはCDと同等の音質に至った、という状況。その際に、Ripper(dBpoweramp CD Ripper、これも情報多謝)も変更し、保存はApple lossless(ロスレス圧縮)からAIFF(非圧縮)に。WAVはファイルに音源情報が入らないので。

・RipperはAppleのものから、dBpoweramp CD Ripperに。CDによっては、誤りが多く、その再読み込みまで行うので、盤によっては音が良くなる(筈)。確認はしていないが。

・Apple losslessからAIFFの変更は、音源によっては明らかな効果が。高レベルのピアノの音の滲み、のようなものが明瞭に改善され、よりNaturalに聴こえた。

この過程で、SACDも幾つか購入し聴いてみたが、あまり媒体としての優位性は感じなかった。

結局のところ、ディジタル音源のディジタル部が大きな問題である、ということ。音楽専用NAS+それなりのDACで、十分効果的ではないかと思われる。

(追記)レコード再生装置が優れているのは、モーターシステムの慣性力で、そのようなフリッカー雑音のような低周波の揺動の影響を受けないこと、ではなかろうか。だから、かつてのDirect DriveからBelt Driveに回帰しているのも、回転数安定化用のPLL(Phase locked Loop)に起因する雑音(クロックの揺動)がベルトで減衰するから、ではなかろうか。HW技術者視点の雑感なのだけど、これが正しいかは、わからない。

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DELAのNAS購入にあたっては、以下を参照しました。感謝。

こちらに記載している通り、NASのSW経由でQobuzを聴くと、実に良い。新譜のCDの購入は不要。(日本のジャズ奏者のCDは買いますが。。。。)