K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

CDかレコードか、の話(2) 音源と聴き手の両面から(古レコード:Many kinds of "Waltz for Debby")

装置のエージングが進んだと思うので、いろいろ聴いてみようと思う。

ディジタル音源の環境が整うまで、この真意は理解できても、レコード優位のことが多かったのも事実。今回並べて聴いてみると、まさにそのように感じる。

媒体としてはCDのほうが優れているが、結局、耳のダイナミックレンジ、音域の制限で、レコードとCDの差は小さいように思う。

ということで、それなりに聴いていて、盤の印象が割としっかりしているBill EvansのWaltz for Debbyから。

上左は(1)最近のOJCでKevin Gray盤、
Bill Evans Trio – Waltz For Debby – Vinyl (180g, LP, Album + 2 more), 2023 [r27345327] | Discogs

上右は(2)昔のOJC盤、
Bill Evans Trio – Waltz For Debby – Vinyl (LP, Album, Reissue), 1985 [r2510315] | Discogs

下左は(3)原盤・モノラル、
Bill Evans Trio With Scott LaFaro, Paul Motian – Waltz For Debby – Vinyl (LP, Album, Mono), 1962 [r3415732] | Discogs

右下は (4)The complete riverside recordingsのCD全集(独盤)
Bill Evans – The Complete Riverside Recordings – Box Set (CD Case Sized, Reissue): 12 x CD, [r3285600] | Discogs

と(5)Analogue productionのCD盤
Bill Evans Trio With Scott LaFaro, Paul Motian – Waltz For Debby – CD (24 Karat Gold , Album, Limited Edition + 3 more), [r6368344] | Discogs

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結論から云うと、ピアノの音の新鮮さという点で、

(3)原盤・モノラル、が頭一つ上。ピアノの音が無理なく透明。ただしモノラル・カートリッジ必須。ステレオ・カートリッジで聴くと、盤の歪みでふらついた音がする。

僅差で、

(5)Analogue productionのCD盤。ピアノの音以外、環境音を含めた総合ではコレの方が良かった。

その次が同じマスターから作られたであろう、初期のOJC音源:

(2)昔のOJC盤と、同時期の(4)The complete riverside recordingsのCD全集(独盤)。再生レベルが低いので、ボリュームを上げないとイケないが、そこは、そうすれば良いだけ。音の純度が高くて美しい。音の躍動感では(5)Analogue productionのCD盤が良かったが。
 

そう、(1)最近のOJCでKevin Gray盤は、再生レベルが一番高くて、音が少し濁っている。Blue Note的な圧縮感はないが、ジャズ盤としては、こっちが好みになるかも。このあたりが聴き手の好みによるだろう。

実はどの盤も良さがあって、聴き手の好みでドレでも良いように思う。先日までの装置だったら、(1)最近のOJCでKevin Gray盤が上位だったから。

聴き手の期待値で随分変わるよね。