K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Chico Hamilton: Drumfusion (1962) Eric Dolphyの後がCharles Lloyd

Chico Hamilton: Drumfusion (1962, Columbia)
A1. One For Joan 8:10
A2. Freedom Traveler 6:17
A3. Tales 5:00
B1. Homeward 6:03
B2. A Rose For Booker 8:01
B3. Transfusion 4:57
Chico Hamilton(ds), Charles Lloyd(ts, fl), Garnett Brown (tb), Gabor Szabo(g), Albert Stinson(b)
Music Director: Charles Lloyd
Producer: Irving Townsend, Teo Macero
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Chico Hamiltonのフロントは,Eric Dolphyの後がCharles Lloydであることに気がついた.80台後半とは云え,21世紀の現役奏者であるLloydと60年代に早逝したDolphyのこのような繋がり,には不思議な感覚がある.Lloydは1960年から1965年のHamiltonのアルバムにcreditされている.1964年にColumbiaから初リーダ作が出ているから,その頃にHamiltonのバンドを退団し,自分のバンドを作ったのだろう.
このアルバムでは,24歳のLloydが音楽監督.内容はLloydの音楽そのもの.1982年のモントルーでの演奏と違わぬブロウと曲調で,凄く好み.1960年代前半のDenny ZeitlinやSteve Kuhnらと同じく,その時代の「新しい音」を感じさせる.

ボクが同時代の奏者としてLloydを捉えたのは,1982年のモントルーでのMichel Petruccianiを抱えての「復活」.それまでは,消息不明のような感じで, Petruccianiのドキュメンタリーでも,復活の話がScopeになっていた.

当時のSJ誌での記事も「復活」だった.LloydのDiscographyでは,Keith Jarrettとのバンド解消から「復活」までの十数年,アルバムは出ているのは不思議な話だけど.

Chico HamiltonのバンドにはLloydの退団後,管の奏者は入れ替わっているが,その一人がバークリー留学時代の渡辺貞夫.Gabor Szaboが入ったHamiltonのアルバムを聴いていて,何となく1970年頃の渡辺貞夫のアルバムに通じる空気を感じたのは,そういうことかな,とも思った.

Chico Hamiltonはあまり語られることのないドラム奏者なのだけど,聴き逃がすには惜しいアルバムが存外にあることに改めて気付かされた.