K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

McCoy Tyner: Inception (1962) 名盤じゃないか

McCoy Tyner Trio – Inception (1962, Gatefold, Vinyl) - Discogs

McCoy Tyner: Inception (1962, Impulse!)
A-18 ==> ABC records A-18 in 1968
A1. Inception (McCoy Tyner) 4:18
A2. There Is No Greater Love (Isham Jones, Marty Symes) 6:07
A3. Blues For Gwen (McCoy Tyner) 4:16
B1. Sunset (McCoy Tyner) 4:30
B2. Effendi (McCoy Tyner) 6:23
B3. Speak Low (Kurt Weill, Ogden Nash) 6:05
McCoy Tyner(p), Art Davis(b), Elvin Jones(ds)
Engineer : Rudy Van Gelder
Producer: Bob Thiele
Originally recorded Jan. 10 & 11, 1962 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ.

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昨日届いたレコード。ボクはタイナーのピアノトリオ、インパルス時代のものが好み。1980年頃に豪華2枚組のピアノトリオ、マイルストーン盤を入手したが、さっぱり面白くなかった。それからは、Reaching fourthくらいしか聴いていない :

これが、まあ大好きなんだけど。

やはりインパルス時代ということで未入手の本盤を入手。多分、原盤は高価だから1968年のABC盤。RVG刻印あり。ジャケット、盤質も初期の盤に準ずるので良し。CP感高い。インパルスもブルー・ノートも1970年代半ばになると急激にジャケットも盤も荒れる。ヴェトナム戦争後、米国の国力が落ち込んでいく時期。

やはり、インパルスのマッコイのトリオは、良い。照り輝くようなピアノがグリグリとドライヴする感覚。コルトレーン・カルテット後の「切羽詰まった」ような緊張感芸はなく、そのワンパターン感とは無縁。加えてエルヴィンのブラッシも心地良い。名盤じゃないか。

RVGのアルバムのピアノって概ね好みから外れるのだけど、それはブルー・ノートのRVG。デッドでくすんだような。インパルスやプレスティージでは、それほどではなく、好みとは云えないが、ありかも、という音ではある。ある種の「ジャズ感」が満載の音、ではあるのだ。

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