K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Baltimoreのタイ料理屋:さすがに疲れてきたから

  毎日、脂っぽい典型的ファースト・フード(学会会場売店)とか、典型的ホテル・ディナー(量は確保)とかを食べていると、さすがに体が悲鳴に満ちてくる。なんとなく気分が悪い。連日のマズい飯に辟易して、さすがに疲れてきたから昨夜は友人とタイ飯屋へ。かつては、あてがい飯を食べたくないので、日本食ベトナム食・タイ食とかをまわったのだけどね。Baltimoreの場合、Saftyなエリアが狭くて、気を抜くと足下に紙くずが散らばる(危険地帯の警報)ようなトコロなので歩き回る気にならない。
  
  食事に行ったのはハーバー・エリアの南。歩いて行くと、人通りが絶えて、どんな処か戦々恐々と行ったのだけど、丘の上の赤煉瓦。骨董屋が並び、高級住宅地のようでほっとした。ボストンのビーコン・ヒルのような感じ。

  
  付近には、タイ料理屋は2軒あって、高級な感じの店は休みで、お手頃感満点のアロイがやっていたので入った。この店はアルコール免許がないらしく、酒は出さない。だから外部購入・持ち込み(ときどきあります)。シンハー呑めなかったのが残念だけど、とてもお安く呑めた。

これはお休みの高級店

  
  トム・カー・ガイ(鳥ココナッツスープ)でスタート。鳥とか海老が、タイや日本のタイ料理店より驚くほど多いが、とても美味かった。ホッとした。やはりアジア飯はいいなあ。店員はアジア系の女性が数名。なんだかほっとする空気。でもタイ人は独りだけのようで、タイに行ったことがあるとか、他愛のない話をした。少し年配だったのだけど微笑むときの優しい感じが、まさにタイ女性で素敵。でも「私にはタイは随分遠く」って、ご本人の眼差しが虚ろになったとき、ジンとその寂しさが伝わってきた。思わず、しみじみのボルチモア。思えば遠くに来たものだ。ボクも。

 

店内の装飾。プミポン国王のご真影もあります