K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

レコード屋・購入音源

古色を聴く・今を聴く(Art Pepper のMeets the rythm section)

最近はKevin Grayのカッティング盤が気に入っていて、Blue NoteとBill Evansの再発盤はマメにフォローしている。その流れで、Art Pepper のMeets the rythm sectionを入手した。ラッカーのカッティングはKevin Grayで、 マスタリングはPaul Blakemoreだそう…

名古屋・Radio days records

仕事先と目と鼻の先にあった。 一度行きたかったレコード屋。 もう昭和40年代感満点の古色満点のビル。レコ屋に相応しい。 レコード数は多くないが、50-60年代プレスの棚には、精鋭が並び、その威容に目眩。二桁万円が目白押し。リバティRVGで概ね満足してき…

今秋に発売のBill Evans Trio / Haunted Heart: The Legendary Riverside Studio Recordingsについて

昨日、人と会う仕事をしていて(面談会のようなもの)、その合間にこのポストを見て驚愕。気もそぞろに。 多くの録音を残さずに悲劇的な末路を辿ったBill Evansのファースト・トリオ。そのトリオによる数少ないスタジオ録音を、アウトテイク含めて網羅した3…

Miles Davis: The Complete Columbia Album Collectionを聴いている(QobuzのHigh resolutionより良い)

[2025-8-21] Miles Davis: The Complete Columbia Album Collectionを聴いている 先日入手したマイルス・デイヴィスの「コロンビア全集」をデータ化し(70枚なので大変)、PC+DACで再生している。最近はほとんどレコードで聴いていたので、ディジタル音源は…

The Complete Bud Powell on Verve (1949-56) CDのComplete盤は嬉しいが、やや息苦しい

Verve/Norgranでのバド・パウェルのcomplete盤を入手。CD5枚組が送料を入れても2000円以下だった。BNもそうだが、VerveのパウェルはLPの胎動期であり、10 inchやら12 inchが入り乱れて、どうもアルバムの輪郭が(ボク的には)しっくりこない。しかし、短尺の…

橋本一子のレコード

横浜在住の某氏ほどではないが、橋本一子の音楽は好きだ。 レコードも緩く集めているが、案外(適正価格での入手が)難関だったのは1988年のHigh excentrique。すでにCDに切り替わった後なので、プレス数が少ないようだ。 これで通常のリーダ作は揃ったので…

御茶ノ水Diskunion Jazz Tokyoへ(Bid Powellをたくさん)

随分と長くリアルなレコード屋へ行っていないように思う。熱意がなくなっているようにも思うが(家のレコード棚のほうが楽しいよな)、それでも行くと手にしてしまう。 用務のあと、暫し御茶ノ水Diskunion Jazz Tokyoへ。 今はバド・パウェルがミニ・ブーム…

RiversideのThelonious MonkをKevin Gray盤で聴く(Thelonious himmselfを聴く)

[2025-8-2] 打ちのめされるほど良い仕上がり。 存分にモンクのピアニズムを愉しむことができた。素晴らしい。 [2025-7-23] その後、MisteriosoとMonk's Musicを追加。 あとMonk Himselfを注文。 [2024-8-26] RiversideのKevin Gray盤が,エヴァンスに続き出…

コロンビアの未発表録音(Thelonious Monk) Who's Afraid Of The Big Band Monk?に未発表曲なし

[2025-7-23] 全く知らなかったColumbiaからのコンピレーション。ビッグ・バンドのようだ。 調べると Compilation of the big band pieces from "Big Band And Quartet In Concert" (Recorded live at Lincoln Center, Philharmonic Hall,New York, New York …

Kevin GrayカッティングのBill Evans・Moon beams

近年のOJC再発では、Kevin Grayが制作担当のものがある。EvansのWaltz for Debbyや、Sunday at Village Vanguardのものは音も良好で、推奨できるものだった。 さらにボクが好きなMoon beamsが加わったので入手。 Moon Beams (Original Jazz Classics Series)…

岡山・MEDEL MUSIC:面白かったなあ

奉還商店街の奥にあるレコード屋へ。今どきのセレクト・ミュージック・ショップ的な品揃え(というには尖ってるなあ)と古き良き中古レコード店のミックス。面白かったなあ。重くなるので、あまり買わなくてごめんなさい。 アギューレやエチオ・ジャズが. 棚…

広島・Stereo revords

現代音楽からジャズまでカヴァー。 Groovin'と対照的な、今どきのセレクト・ショップ的な感じ。小洒落た街には、って感じ。 新譜と中古が半々かな。 新譜。マーティ・ホロベック、井上銘、石若峻 レスター・ボウィのブラス・ファンタジー。案外入手が難しい8…

広島・Groovin’ records

仕事で広島へ。暑い。 少し早いが駅横の店で夕食。リサーチ0だったので、うまくない。いや、刻みネギはうまかった。ごめん。 一軒めは駅近く。2回めの訪問。手頃な価格。国内盤が多いので、日本制作盤に焦点。 モンクの知らないBootと小躍り。帰ってから調べ…

最近入着のECMのレコード盤

[2025-7-5] ハーシュのアルバムの録音が気に入らない。 今日は聴けなかったな。 [2025-5-14] 最近,ECMのレコード盤については予告からのリリース遅れが目立っていたのだけど,急に雪崩を打ったように入着. 注文の記憶が怪しいので,ここにアップ.たまに重…

Complete Bill Evans on Verve

ローマから帰ってきて、時差ボケでグダグダ。調子もよくない。 そんな中、届いたのはComplete Bill Evans on Verve、18枚組。本当は初期に発売された評判が悪い金属ジャケットが欲しかったのだけど(remasterじゃないedition)、後年の2 bit remaster盤でイ…

ローマのレコード屋(Millerecords)

再び探盤へ。 一軒目はIWantToBelieve records。ハウス中心でレコード数は少ない。セレクトショップだった。ということで退散。 つぎがMillerecords。レコード数は多く、期待値があがる。 海外のレコード屋巡りで楽しいのは、探盤の視点を考えること。 まず…

ゲスト・ハウスの近所にレコード屋が

ゲスト・ハウスの近所に小さいレコード屋があった。新盤と中古盤が半々くらい。 そこで、高柳昌行と富樫雅彦の欧州再発盤を発見。妙な気分だ。 Strata-eastの再発盤が出ていて、手を出したな。あとはサーマンの再発盤2枚とサンダースの発掘音源。やれやれ。 …

(ECM1064/65) Keith Jarrett: The Köln Concert (1975) さらにもう1枚

先日80歳を迎えたキース・ジャレットのケルン・コンサートはボクのレコード聴きの原点.1979年6月,梅雨空の京都河原町の清水レコードで入手したときのことは,よく覚えている.半身付随で引退状態はあるが、片手の曲で復帰してほしいなあ、とも思う。 その…

BandcampにStrata-eastが

BandcampにStrata-eastが登場! スタンリー・カウェル,チャールズ・トリヴァーらの中心的な奏者のみならず,その周辺の奏者のアルバムも実に良い.1960年代末の新主流派から1970年代中盤のロフト・ジャズの中間点,フリーの語法を取り入れつつ主流派ジャズ…

山下洋輔の1980年代半ば以降

山下洋輔は1979年に関西テレビ前のインタープレイハチで聴いてから,随分と聴いた.アヴァンギャルドだと感じた訳ではなくて,スピード感への集中,だよね. 山下洋輔トリオを解散した1980年代半ば以来,全く興味をなくしていて,聴いていない. 改めて90年…

Maurice Ravel : The Complete Works ピアノ曲ばかりなので,それにラヴェル自身の演奏も

もう15年ほど前,金沢に来たばっかりのときに,Mちゃんにクラシックの面白さを教えてもらった.ジャズ以上に官能的なのだ.ピアノを鳴らすという点については,その音響効果を限界まで追求している音楽だ.爾来,ラヴェルのピアノ曲は好んで聴いているが,実…

最近の入着レコード,CD,DVD(ちょっとしたRAVAブーム)

最近,Enrico RavaのDVDを入手したが,実に良い. ということで,RAVAブーム. 昨日入着したレコードのうち,2枚はRava. あとは池上健二とアギューレ. CDは投げ売り状態なので.....

新宿DUでの猟盤

Moonレーベルは,Miles Davisの1969年Lost quintet欧州ツアーで知っていたが,はじめて他のBootを見かけた.やはり欧州ツアーで,ミンガス+ドルフィー,ビル・エヴァンス+リー・コニッツ.エヴァンスを聴いてみたが,ちょっとイコライズが上手くなくて,ち…

御茶ノ水駅前のDUでレコード(エリス・レジーナのブラジル原盤とハービー・マンのアレなン日本企画盤)

Incusへ行く前に御茶ノ水駅前店へ. これはエリス・レジーナのブラジル盤.愉しみ. 好奇心で買ったが,とてつもなく駄盤の予感. 小坂明子が「あなた」を歌うハービー・マンの日本企画盤. なんとなくポール・モーリアの歌謡ムード音楽盤のようなノリなんだ…

昨日は引き籠もってレコード聴き

昨日は休日。レコード聴きながら論文書いてたら幸せだったな。今週はレコードが大量入荷。 Diskunion Jazz Tokyo:ブラジル盤の日 - K’s Jazz Days とか ブラジルからレコードが届いた(Joao GilbertoとNana Vasconcelos) - K’s Jazz Days とかに加えて、通…

ブラジルからレコードが届いた(Joao GilbertoとNana Vasconcelos)

ブラジルから2枚レコードが届いた.Joao Gilbertoのライヴ盤(近年,発売になったもの)とNana Vasconcelosの2004年作品のレコード化. ジルベルトの3枚組は国内では極く少数しか入荷しなかったようで,また高価.ブラジルでの売価はさほどではなかったの…

Diskunion Jazz Tokyo:ブラジル盤の日

東京出張の折に御茶ノ水へ.1時間半の一本勝負. ブラジルコーナーで底が抜けた感じ. ナラ・レオンとカエターノ・ヴェローゾのブラジル原盤. ジョアン・ジルベルトの初期作のオリジナル.これには射抜かれた.マンとジルベルトは安オリジナル.ドム・ウム…

Denny Zeitlin: Expansion (1973) 好きなピアニストの電化サウンド

ボクがジャズを聴きはじめた1979年,ジャズ界の3大ピアニストは,キース,チック,ハービーだった.皆40代手前,若かったなあ.その彼らはすべて電化楽器を触っていて,キース・ジャレットもマイルス時代はマイケル・ヘンダーソンとファンクまでやっている…

Art Pepper: My Laurie, The summer I know (1978) 山形公演をレコードで,そしてトリオレコードのこと

山形公演をレコードで聴きたくなった。トリオレコードによる自主制作。 なんだろう,アルトのソロが畳みかけるごとに,聴き手を深みに連れて行くような感覚。スタートは平常心で聴いているのだけど。不思議だ。 それにしてもトリオ・レコードによる自主制作…

STORE15NOV:旅の記憶はレコードと本から(3)

仙台にある尖った(尖りすぎた)店。アヴァンギャルド、アンビエント系を扱う: 前回はDNAのシングルなど入手: 今回は、 ナラ・シネフロとジム・オルーク。 ナラ・シネフロは店でかかっていて、実に良かったので。こんな買い方が嬉しい.