K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

1964

Albert Ayler: Goin' Home (1964) アイラーそのものの音を楽しむ

Albert Ayler(ts,ss), Call Cobbs Jr.(p), Henry Grimes(b), Arthur "Sunny" Murray(ds) Engineer [Recording] – Phil Iehle Recording Supervisor: Ole Vestergaard Jensen Producer : Alan Bates Reissue Producer :Ryoji Fukui Recorded at Atlantic Stud…

Albert Ayler: Holy Ghost (1960-1971) 10枚組CDセットの内容(大友良英の番組で聴いてから気になっていたが、ようやく入手)

箱を片付けると、記録的なものがわからないので、電子データに。

Bill Evans: Tales- Live in Copenhagen (1964, 1969) 買うべし、のレコード

Bill Evans (p), Chuck Israels (b), Larry Bunker (ds) Danish Radio, Radiohuset, Copenhagen, August 10, 1964 TV-City, Copenhagen, August 25, 1964. Bill Evans (p), Eddie Gomez (b), Marty Morell (ds) Stakladen, Aarhus, Denmark, November 21, 19…

Bob Brookmeyer And Friends (1964) 録音と編曲の良さ、そしてゲッツの響き

Bob Brookmeyer(Valve tb), Stan Getz(ts), Gary Burton(vib), Herbie Hancock(p), Ron Carter(b), Elvin Jones(ds) Producer: Teo Macero recorded May 27, 1964 at Columbia 30th Street Studio, New York City.

Daniel Humair: Surrounded 1964/87 ドルフィーのトラックだけでも聴きものではあるが

Daniel Humair: Surrounded 1964/87 (Flat & Sharp)A1. Les 4:03A2. Serene 4:09 Eric Dolphy(as), Kenny Drew(p), Guy Pedersen(b), Daniel Humair(ds) 28 May, 1964A3. Rhythm A'Ning 6:30 Roger Guérin(tp), Pierre Michelot(b), Daniel Humair(ds), 12 A…

McCoy Tyner: Today And Tomorrow (1963-64) 漬かり過ぎた漬物のようだけど

[A1, A3, B2] recorded on 4 June, 1963 McCoy Tyner(p), Thad Jones(tp), John Gilmore(ts), Frank Strozier(as), Butch Warren(b), Elvin Jones(ds) [A2, B1, B3] recorded on 4 February, 1964 McCoy Tyner(p), Jimmy Garrison(b), Tootie Heath(ds) Engi…

McCoy Tyner: Live At Newport (1963) 取り急ぎ聴くときのジャズ

McCoy Tyner(p), Clark Terry(tp), Charlie Mariano (as), Bob Cranshaw(b), Mickey Roker(ds) Engineer: Mickey Crofford Producer : Bob Thiele Recorded at Newport Jazz Festival, Newport, Rhode Island, July 5, 1963

Sonny Rollins: The Standard Sonny Rollins(1964) それだけだから良い

Sonny Rollins(ts), Herbie Hancock(p), Jim Hall (g), Bob Cranshaw, David Izenzon,Teddy Smith (b). Mickey Roker (ds) Producer: George Avakian Recorded in New York City

Denny Zeitlin: Cathexis (1964)より端正な音をしっかり聴かせるような

Denny Zeitlin(p), Cecil McBee(b), Freddie Waits(ds)

Stan Getz: Getz Au Go Go (1964) この感じって、あのゲッツ・ジルベルト盤には

Stan Getz(ts), Astrud Gilberto (vo on A1 to A3, B1, B3, B4), Gary Burton(vib), Kenny Burrell (g on A1 to A3, B3), Chuck Israels (b on A4, B4, B5), Gene Cherico(b), Helcio Milito (ds on A1 to A3, B3), Joe Hunt (tds onA4 to B2, B4, B5) Recor…

Wolfgang Dauner: Dream Talk (1964) アヴァンギャルドな味を微かに

Wolfgang Dauner(p), Eberhard Weber(b), Fred Braceful(ds) Recorded September 14, 1964 at Studio Villa Berg, Stuttgart.

Junior Mance: Straight Ahead! (1964) 1000円ちょっとで得られる愉しみ

ジャングルで購入した安レコード。米でも安レコードのカテゴリーのようだ。1964年のステレオ・オリジナル盤。Capitolなので、ポップなんだろうなと思ってきいたら、たはり。ナット・キング・コールを擁する大レーベルだ。 奏者不明のベース、ドラムとのピア…

Archie Shepp: Four For Trane (1964 )フリージャズも歴史の点景として

多分、すごく安かったのだと思う。初期のプレスでRVG刻印だけど。買って、そのまま忘れていた。少し仕事が落ち着いたので、散乱しているレコードを片付けていたら、見つけた。という訳で猛暑の今、如何にも暑苦しい筈の、このアルバムを聴いてみた。 あまり…

Miles Davis: Miles In Berlin (1964) 気になっていたモノラル盤

ブレイのついでに、気になっていたモノラル盤を聴く。随分前に購入していたが、ちゃんと聴いていなかった。このベルリンのライヴは独CBSがオリジナルでモノラルマスターから疑似ステレオ。それをモノラルで再マスタリングしたもの。全てアナログ機器でマスタ…

Rolf Kühn: Solarius (1964) 鉄のカーテンの向こう側なのに

CAFE INCUS/月光茶房の二店から、キューン兄弟1960年代攻撃を受け、ツボに嵌ってしまった。日本も欧州も独自性は1970年前後以降という思い込みがあって、聴いていなかったからだ。 このアルバムは1964年に東独で録音されたもの。鉄のカーテンの向こう側なの…

Pharaoh Sanders: Pharaoh (1964) ESPは

週末に届いていたレコード。ESPは、昔、日本のレコード会社から出た廉価盤でアイラーとコールマンを揃えた時に、ゴリゴリのフリーだなあ、と思った。40年近く前だ。だからフリージャズを聴かなくなると、気にすることもなくなった。 しかし、今になってブレ…

Thelonious Monk: It's Monk's Time (1964) モンクのピアノが最大限映えるように

連休中にコロンビア時代のモンクを聴こうと、棚から取り出した。 結局、多事ににかまけ、聴いたのはコレ一枚。 ジャズを聴きはじめたとき、ディスクガイドを幾つか読んだが、モンクで紹介されるのは1960年頃まで。Riversideが中心じゃなかろうか。どのアルバ…

The Eric Dolphy Memorial Album (1964) モノラル盤の音圧

このレコードは昔、日本盤で入手。圧巻のリチャード・デイヴィスとのデュオ、若きウッデイ・ショウとドルフィーの共演、そんな記憶が残っていた。そのショウとの共演も、まああまり好きな曲でないし、アルバムの統一感はないし、まあB面のデュオを聴くための…

Charles Mingus: The Complete Bremen Concert (1964) ドルフィーを聴くつもりで

ドルフィーを聴くつもりで、1964年のミンガス・バンドのCDを入手。でも、ドルフィーは3管のうちの一つに過ぎなくて、その積もりで買うと、違うなあと思った。 むしろドルフィーにソロを「パーツ」として組み立て上げた、上部構造としてのミンガスの音の凄み…

Eric Dolphy: Last Recordings (1964) ドルフィーの最後の最後

今日、出張から「かなり」疲れて帰ってきたら、届いていたレコード。昨日(11/3)も仕事だったし、明日(土曜)も仕事と思うと、少し気分的に萎えている。 ポストに突っ込んであったのはドルフィーの「最後の録音」。かの名盤Last Dateの更に後だ。Last DateとIC…

Sviatoslav Richter: Shostakovich/ Preludes And Fugues For Piano (1964) まだまだメロディア

これは札幌で入手したメロディア盤。旧ソ連で1964年に発売されたメロディア盤。モノラル特有の強い音圧で迫ってくる。リヒテルの強靱な打鍵が迫ってくる。まだまだメロディア盤、に魅入られている。 ディジタル音源とこのようなレコードを聴き比べると、ジャ…

Misha Mengelberg: Driekusman Total Loss (1964/66) Last dateの影を追いかけている、から

Misha Mengelberg: Driekusman Total Loss (1964/66, Varajazz)A1. Driekusman Total Loss 9:53A2. Nature Boy 10:25B1. If I Had You 11:14B2. Remember Herbie 8:18Misha Mengelberg(p), Piet Noordijk (as), Gary Peacock (b on A1 to B1), Rob Langereis…

Miles Davis: Four & More (1964) モノラル盤入手の顛末 (ボクが好きなアルバム3)

すごく忙しくて、イヴェントが一杯なので、ブログを書いていない。最近は気張らず、記憶補助という最初の目的意識に戻って、無理をしないようにしている。 ボクが好きなアルバムについて時々書いている。ドルフィーのLast Date、シェップのMonterux、つぎは…

Stan Getz & Bill Evans(1964) 強靭なリズムのうえで

エルヴィンの強靭なリズムのうえで、ピアノとテナー・サックスが唄う素晴らしいアルバム。ビル・エヴァンスのLPレコード蒐集のなかで、比較的最近に入手した一枚。唄うように、しなやかな演奏、ときとしてムーディーな音楽に聴こえてしまうのだけど、そう聴…

Wayne Shorter: Speak No Evil (1964) オトの世界の迷い子(ディスクユニオンの復刻盤)

結局、オトの世界の迷い子なのだと思う。迷う、ということが好きなのだと思う。だから、いつも迷路のなかにいる。いろいろなプレスのレコード盤を手にすることは面白い。だから迷う、のだ。 この半世紀前のショーターの旧譜は、ディスクユニオンの復刻Blue N…

Paul Desmond: Bossa Antigua (1964) 夏が来ると

どうも金沢には春らしい春がない。自転車を漕ぎながら凍えた先週から、ほんの数日で30℃手前まで。街中の緑が堰を切ったように濃く濃くなっていく。道路には淡い土埃と陽炎が浮かんでいる。 まだ大気が暖まるほど、こんな日は続いていない。だから仕事場のな…

Miles Davis: Four & More (1964) コールマンはねえ、っていうけれど

3枚のレコード。上は1980年頃の米盤(PC)、左下は当時の日本盤、右下はオリジナル・ステレオ盤(CS)。

Eric Dolphy: Last Date (1964) ボクが10枚を選ぶなら,の意味

誰もが認める60年代ジャズの名盤. 僕が10枚を選ぶなら,必ず入れる1枚.演奏の良さだけでなく,Last datesを過ごすDolphyの最後の1枚(本当はICPから海賊版紛いが出ているが)ということも,演奏の裏側の物語となり,聴く側の気持ちを昂進させていく.