今日、出張から「かなり」疲れて帰ってきたら、届いていたレコード。昨日(11/3)も仕事だったし、明日(土曜)も仕事と思うと、少し気分的に萎えている。
ポストに突っ込んであったのはドルフィーの「最後の録音」。かの名盤Last Dateの更に後だ。Last DateとICPの死にそうな録音が最後だと長く思っていたので、昔、店頭でこのレコードの発売を知ったときは驚いたものだ。ただ複数の管のアルバムは何となく面白くない、と当時思っていたので(ウッディ・ショウが入っているダグラス盤が面白くなかった)、購入は見送った。
Last Dateの変態ピアノ・ドラムと比べると普通。普通の管が余計に入っているのもイマイチ。でもドルフィーはドルフィーで、彼が吹いているときだけアヴァンギャルドな空気に満ち溢れるので、それでいいと思った。いつものテンション。もっと早く聴いていても良かったかな。
休憩時間だらけの民放の番組みたいなアルバムだけど、疲れた夜にはいいのかな、ってふっと思った。何より、レコードの太い音に気持ちが和らいだ。ジャケットが頑丈で立派。写真も美しい。観賞用のレコードとしても、価値がある。
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Eric Dolphy: Last Recordings (1964, DIW)
A. Springtime(Eric Dolphy) 19:11
B1. 245(Eric Dolphy) 11:10
B2. GW(Eric Dolphy) 6:01
B3. Serene(Eric Dolphy) 7:43
Eric Dolphy (as, b-cl), Nathan Davis(ts), Donald Byrd(tp), Jack Diéval(p), Jacques Hess(b), Franco Monzecci(ds), Jacky Bambou (congas on B1, B2)
Recorded in Paris, June 11, 1964