K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

戸隠スキー場:山を見る愉しみ

瑪瑙山から見る山岳眺望は素晴らしい。戸隠スキー場は瑪瑙山の斜面を中心に広がる。どこからも、様々な山が見えて愉しい。 丸三日、山とともに過ごした。 西岳、戸隠、高妻 黒姫 雨飾、焼岳、火打 夕暮れ 夕暮れの戸隠 夕暮れの高妻

今朝は晴れ

夕刻から降り続いた雪も止み、晴天。 朝焼けの戸隠山が、林の向こうに見えていた。

戸隠小舎: 今回はスキーで

先週に続き、薪のストーヴの前に。 今回はゲレンデでスキー。外は雪。 気持ち良い。 しばらく、音楽聴き、はお休み。草野心平の本を読んでる。

今日の御茶ノ水は1時間足らず

今日の御茶ノ水は1時間足らず、なので、特に目立った入手盤はない。 少し熱狂から醒めたようで、嬉しい。 ブレイのソロ。昔からよく見かけるIAI盤。 あと古本屋 に顔を出したら、これが目にとまった。亡き知己の回顧。 仕事の日、だったのです。

春、のような雪

春の雪、って三島由紀夫の小説のサブタイトルになかったっけ。そんなことを思うだけで、過剰な甘い感覚に浸ってしまう。 直に2月はお仕舞い。駆けるような速さで、朝が早くなっている。目覚ましの5分前に目覚めた、のだけど、淡い暁のなかにいること、がす…

ようやくECM1200番代が

ECM

ようやくECM1200番代が揃った。仕事場の帰り、雪の中を郵便局まで荷物を取りに行った。イタリア(だったか)のsellerから届いた。 基本的にECMのレコードの入手性は良好。価格も安い。ただ国内での蒐集には時間がかかるので、海外のsellerから購入している。…

Chuck Hammer: Blind on Blind (2016) 今日のちょっといいアルバム

仕事場では、次々知らないアルバムを聴いている。深い森のなかで遊んでいる感覚で楽しい。apple musicのこと。 なかなか手が出ないアヴァンギャルドな感じのアルバムが多い。懐かしのタクマの名前から引っ張り出されたアルバム。タクマ以外はBilly Martin く…

Danilo Perez, John Patitucci, Brian Blade: Children Of The Light (2015) 21世紀の驚き

21世紀の驚き、といえば、Hard Boperであった筈のウェイン・ショーターが未だ尖った音を出し、鋭くジャズを主張していることだろう。ボクがジャズを聴きはじめた1980年頃の同年配はswing ageを活躍したライオネル・ハンプトン、ベニー・カーターなどなど、元…

Maria Joao, 高瀬アキ: Looking For Love (1987) 奔放な音の流れ

ポルトガル(だったっけ?)のMaria Joãoと高瀬アキのデュオ。器楽的なマリアのvoiceと、高瀬アキの奔放な音の流れ、が楽しい。仕事場で軽く流している。高瀬アキのピアノは、フリー的な演奏であっても音が濁らず、美しい。ボクは現代音楽であってもフリージ…

Snarky Puppy: Family Dinner vol.II (2016) 今朝、apple musicで聴いた、よかった

2〜3年前、youtubeでレイラ・ハザウェイのヴィデオを見て、即、買ったグループ。なんとなく1980年代のfusionのグルーヴ感を今に蘇らせる、という感じで聴いていて気持ちが良い。ただ、以前買ったアルバムが何となく単調で、レイラ・ハザウェイとのトラック…

山下洋輔:In Europe 1983 ピット・インにいた1981年の夏、そして武田和命

関心事は今と変わらず、レコードの買い出しとライヴ。ピット・インでは山下洋輔の1週間。山下洋輔、坂田明、小山彰太のトリオが前年まで。サックスが武田和命に変わった年。ゲストが国仲勝男と林栄一。そのときの印象は、武田和命のテナーにスピード感がな…

(ECM1069) Kenny Wheeler: Gnu High (1975) ECMの芯のような

ボクが感じる、ECMの芯のような、そんなアルバムではなかろうか。それも1970年代の。そして次第に希薄になっていくように感じる米国のジャズの匂い。キースのトリオや、モチアン、ブレイ、キューン、そんな米国の奏者達がECMに活躍の場を得て、ある種の「抑…

北八ヶ岳:薪の匂いが立ちこめる山小屋

薪ストーヴのまわりで鍋を炊いて宴会をやっていた冬、は遙か昔になってしまった。おおよそ30年前から25年くらい前のことではなかろうか。 年末は北八ヶ岳、それも麦草ヒュッテ。早朝、新宿からあずさに乗って、茅野で買い出し。真澄の一升瓶や牛肉、ネギ、卵…

北八ヶ岳の本のこと

神奈川県に住んでいた頃は、八ヶ岳が大好きで、良く出かけた。神奈川県民にとっての「近くてよい山(谷川岳をそのように云ったのは大島亮吉だったか)」じゃなかろうか。八ヶ岳についての良書もいろいろあるが、北ハッについては、やはり「山口耀久:北ハッ…

北八ヶ岳:麦草峠から縞枯山へ

20年以上足が向いていなかった、茅野側の北八ヶ岳。クルマであの広い高原を走りながら、懐かしい気持ちで一杯になった。 関東から関西に移ってから、とても遠い場所になった。金沢に引っ越してからも、その気持ちが残った。実際には金沢から北横岳のロープ…

(ECM1067/68) Terje Rypdal: Odyssey (1975)冬の記憶と重なる現代のオデュッセイア

2000年頃に村井さんの本を読んではじめて聴き、ジャズと知覚する範囲が一気に広がる面白さを体験した、懐かしいアルバム。この音をジャズと定義できるのならば、ジャズはフォルムでなく思想である、と何となく言い切れるようにも思ったりしている。

今日は晴天

明け方のぼんやりした光景から次第に晴れてきた。 山並み、が鈍く光っている 犀奥に向けて標高を上げていく山並み 高三郎じゃなかろうか。峰が光る。

Getz/Gilberto 76 (1976) この音を聴くしあわせ

昨年のRecord Store Dayで発売されたResonance recordからの10 inchのミニアルバム。世界で何枚だったかなあ、の限定プレス。音源が音源なので迷わず手が出た。片面10分に満たない、アルバム。(購入にあたっては、アキヒロ君を煩わせました。感謝。) 1976…

Egberto Gismonti & Nana Vasconcelosの東京コンサート(4月20日)

東京でエグベルト・ジスモンチとナナ・ヴァスコンセロスのデュオがあるとの情報が駆け巡った(知らせてくれた方々に深謝)。 ECMでの彼らの音、に魅了されて長い。もう彼らも、随分と齢を重ねている。行かねばならない、と思った。 とても無理をすれば、行け…

(ECM1066) Eberhard Weber: Yellow Fields (1975) ささやかな疑問

ささやかな疑問、がある。1979年にジャズを聴きはじめた頃にこのアルバムを聴いて、今のように楽しめただろうか。 残念ながら、そのように思えなくなっている。今、のボクが楽しめているような感覚がある。 このアルバムを聴いていると、1975年から1976年当…

(ECM2460/61) Mette Henriette (2013-14) 今だからこそ

今だからこそ、聴くことができる、アルバムだと思う。昨年10月に発売されたときから気になってはいたが、注文したのはつい先日。勿論、価格のことはあるのだけど、試聴しても注文に至らなかった、のも事実。だから、仕事が一段落して、そして忘れかけていた…

雪の夜・雪の朝

もう何回もしつこく書いているのだけど、雪が降ると、全てが明るく、柔らかく感じるのは何故だろうか。ただの暗い冬が、なにか素晴らしい時間・空間のように変貌する、その移ろいの激しさに驚いてしまう。 そんな時は音を消して、本を読んでいるのがよい。ほ…

Jim Hall: Jazz Guitar (1957) 古がモノラル盤を聴きたくなった

先週は恐ろしく多忙で、疲れ切ってしまった。体の芯のようなものが折れかけていたので、週末は静かに本を読んで過ごした。 週明けに、まだ少し残しているので、もう少しのんびりしている。cowryの珈琲をいれて、美味しい食パンを焼いて、野菜と頂き物の兎の…

菊地雅章: After Hours (1994)

何回も何回も聴いている。聴いたことがない 種類の音楽、のように思えて仕方がない。 とにかく遅い。そして隙間だらけの音だ。ただ、その隙間は、音と音の間の張り詰めた「気」のようなものが充満していて、次の音を探索する気迫のようなものが迫り来る。こ…

ECMのLPレコード蒐集の果て

ECM

乗りかかった船から降りるわけにはいかない感覚で(惰性を長く言い回している)、ECMのLPレコードを集めている。残響が鼻につくのは、近年で、やはり初期のアルバムの録音は当時の水準を抜けていたように思う。聴きながら、うっとりすることが多い。上質の媚…

2月の日々

例年通り、忙しい。技術者なんだけど、半分は書き物をやっている。随分、ボールペンが減った。 やっと一息。珈琲豆を買いに行けた土曜日、天候は雨。春のように暖かいのは、何故だろうか。

最近届いたレコード

ほとんどが海外のsellerからの購入。忙しいので、ペースが落ちている。好ましいことだ。もうすぐ渓流の春。ますます落ちれば、良いが。 ここまではECM。主戦場は1300番台、1400番台。あまり焦らず集めることだ。 一番下、右はSPシリーズ。これで全4枚揃った…

Grigory Sokolov: 20 YEARS IN SOVIET ピアノの快感

ストラヴィンスキーのペトルーシュカやプロコフィエフのピアノ・ソナタ7番は、快楽のためのピアノ曲、だといつも思う。 ポリーニの無機的とも思える早い打鍵なんかも、快楽のためだと思えば、とても納得のいく速さで、しかもレコード盤の音の柔らかさが薬味…

Keith JarrettのYoutube映像・音源

昨夜は仕事が立て込み、仕事場を出たのが2時過ぎ。深夜もやっている昔の近所のバーが真っ暗になっているのを横目で見て帰宅。 待ち時間が随分長かったので、youtubeをつらつらみていて驚いた。それで、記録のつもりで。 基本的にはyoutubeの映像・音源につ…

Grigory Sokolovのyoutube映像・音源

深夜、たまたまソコロフが弾くラヴェルの曲をみつけてしまった。夜のガスパール他。かなり好みの演奏で、PCの貧弱な音源にも係わらず2回も聴いてしまった。調べても、リリースの記録はない。なかなかソヴィエト時代のリリースの記録はよくわからない、のだ…