K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

映画

Sun Ra: Space is the place (1974)断片化した一つ一つが1970年頃の濃厚な空気を

昨年公開されて気になっていた映画: Amazonで配信(100円)していたので観た。 サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(字幕版) サン・ラー Amazon 完全にイってしまった感じの映画なんだけど、断片化した一つ一つが1970年頃の濃厚な空気を伝えていて(…

Michael Blackwood, Christian Blackwood: MONK, MONK IN EUROPE(1968) それから40年

音響がとても良い映画で、彼のピアノの面白さを煮詰めた時間を過ごすことができる。1968年のセロニアス・モンク。コロンビア時代の終焉期で、1969年から次のジャズへ移行する嵐の前。その嵐とともにモンクの活動も実質終焉。ボクがモンクの死を新聞で知った…

クリント・イーストウッド: 父親たちの星条旗、硫黄島からの手紙 (2006)

Amazon primeでイーストウッドの「父親たちの星条旗」を観た。これは米側のエピソードで、日本側の「硫黄島からの手紙」は割と早い時期に観た記憶がある。何よりも驚いたのは、公開から16年も経っていることと、イーストウッドが健在であること。 いずれもイ…

備忘:近作のジャズ映画

見たいな、と思っているうちに上映終了多々。 そのうち記憶もなくなる。とりあえず記憶代わりに。

昭和という空間に生きる勝新太郎(大映映画スチール写真集、天才 勝新太郎)

今朝、ふっと勝新太郎のビデオを流したら、就業意欲が急降下した。平日の朝に、見るものでがない。Amazon Primeの「シネマコレクション by KADOKAWA」に登録すると、昔の大映映画を見ることができるのだ。 いつだったかテレビで、「兵隊やくざ」をみて勝新太…

豊島圭介:三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜(2020)

Amazon primeで見た。1960年の安保闘争の側面が反米闘争であり、その亜種である全共闘運動も然り。ならば、そこに三島由紀夫と共闘可能である切り口があった、天皇というコトバを共有できるならば。 ということを観念的な議論で愉しむ極左・極右。そこには憎…

Blue Note Records Beyond the Note (2019)

封切り早々、見に行った。ルウ・ドナルドソン、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコックの元気な近影を見ることができた、まあそれで十分。あと大音量でBNの曲の端切れを聴く、悪くない。僅か1時間30分足らずの映画だけど、案外、お腹一杯。 ただ今のBN…

ジョアン・ジルベルトを探して、なんだけど

上映2日目、早速出かけた。レイト・ショウで20時前に開始、ということで食事をしてから出かけた。 勿論呑んだので、それが良かったのか、悪かったのか。呑んだ後の、この手の映画は恐ろしく気持ち良いのだ。 原作というより原案の本がある。独人の著者がジョ…

新藤兼人:三文役者(2000)

殿山泰司の伝記的映画。多分に新藤兼人の映画人生の回顧にもなっている。原作は同じく新藤兼人の三文役者。 今、殿山泰司のJAMJAM日記も併読している。1970年代中頃のピットインあたりの「熱い」ジャズの感じが、年代的に届かないボクには羨ましい。その気分…

Time Remembered: Life And Music Of Bill Evans (2015) 仄かな血の匂いのようなもの

随分と前から入手していたが、ようやく、ゆっくり観た。音楽系の映像は案外苦手、なのだ。眼が弱っている、からね。 演奏風景は既存ヴィデオからの抜粋で面白くない。しかし、彼の生涯をなめるように追う、インタビュー主体の映像は見応えがあった、そして息…

アレサ・フランクリンの訃報に接し、ブルース・ブラザーズ(1981)を

アレサ・フランクリンの訃報に接し、ブルース・ブラザーズを再見。 amazon prime videoで気軽に見ることができる。 まずはJBのゴスペルで約束のような現実からの離脱感、強烈な音の祝祭感に酔う、朝なのにね。あまり、しっかり見ていなかったので、キャブ・…

男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985):六本木ピットイン

飛行機のなかで見た映画。最近は疲れるので、食事までの時間に見る程度。行きのフライトでは、山田洋次の「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」。初期の毒気も消え、すっかり良いオジさん(縁戚だったら厄介かなあ)になった、毒にも薬にもならない映画だけど、確か…

鈴木清順:あの世で生きているような

ボクは映画にのめり込んだ時期はない。ハタチの頃に、ツゴイネルワイゼンを観て、満足した部分があって、それで済ましている感覚がある。映画で観たいモノ、感じたいコトが無駄なく詰まっている。いや、全てが無駄、とも云える。他の映画は、ビミョーにバラ…

実相寺昭雄:哥 (1972) ATGの映画は好きなので

ATGの映画は好きなので、ポツポツと借りて見ている。何となく実相寺昭雄が気になっているので、これを見てみた。 哥(うた)[HDニューマスター版] [DVD] 出版社/メーカー: キングレコード 発売日: 2015/12/16 メディア: DVD この商品を含むブログ (1件) を見る…

足立正生:略称・連続射殺魔(1969) 富樫雅彦・高木元輝の音

youtubeにアーカイブされている映像と音。 副島さんの本を読んで知った映画。ボクの世代には忘れられない名前、永山則夫、の映画。ただし、登場人物なし、彼が見て感じたであろう風景を延々と撮影し、並べたもの。そこには昭和40年代に日本、ボクにとって懐…

万博前夜の映画(勝新太郎主演:「兵隊やくざ」と「とむらい師たち」)

amazonが映画や音楽の配信サービスを行っている。amazon prime (配送が何回でも定額)に入っていると、自動的に視聴することができる。音楽は案外数が少なく聴いていない。映画はかなり多い。古い日本映画がかなり多い。勝新太郎が気になって、観ることにした…

ソウルパワー(2010年)1974年のライヴ@キンシャサ

抜群に面白いドキュメンタリー・フィルム。1974年にザイール共和国(現コンゴ民主共和国)の首都キンシャサで行われたライヴの記録。モハメッド・アリのザイールの試合に先だって行われたもの。公民権運動の後の高揚感が真っ直ぐに伝わる。 モブツ政権時代…

機内でみた映画

加齢とともに眼と耳が弱っている。読書と映画はそんなこともあって、あまり集中できない。記憶力の問題も大きいかも知れない。音楽を聴くって、瞬間瞬間の刹那的な快楽の追求なので、加齢の影響は少ないのかもしれない。 それはさておき、国際線に乗ると映画…

シュガーマンを探して

金沢のシネモンドで公開されたのは何年前だろうか。そのときも忙しく、見逃した。気持ちだけは、二本くらい/月なのだけど、引き籠り体質もあって、街にはなかなか出ることが出来ない。 レンタルのリストのなかに発見し、借りた。移動中の列車内で見た。 先日…

FOUJITA(金沢・シネモンド)うーん、微妙

事前にwebなどで見かけたクリップが美しい、ととても気になっていたいたので、金沢封切り初日、1回目に出かけた。こんな意気込みははじめて。まあ、それが裏目、なんだけど。 最近は音を聴くことに意識が向いていて、なかなか映像には関心が行かない、なか…

セッション:アナクロ的価値観を串刺ししたコメディ

なんと金沢でやっていることを知り、昨夜の最終回に駆け込み。なんかジャズの映画らしい、ということと、プロモーション映像の狂った感じ、がちょっと印象に残っていたので。久々の映画で、シネモンドの会員券が腐っていた、というか消失して再発行、という…

ストックホルムでワルツを(金沢・シネモンド)

本当に久々に映画館に出かけて、映画を楽しんだ。ここ1年は忙しくて、そんな気持の余裕がなかった、ような気がする。映画館に来て、予告のフィルムを見ると、足繁く通いたくなるのだけど。 このモニカ・ゼタールンド、スウェーデンの女性ジャズ歌手、は何と…

青いパパイヤの香り(ヴェトナム、1993) 機内での驚くべき出会い

ニューヨークから成田に向かう期中で、この映画をはじめて見た。小さく貧相な画面で、しかも静音機能のないヘッドフォンで聴く、騒音の中での映画なのだけど、熱帯の色彩感を孕んだ画の素晴らしさ、熱帯の鳥や虫の喧噪が紡ぐ静寂な空間のなかで、2時間弱を…

情熱のピアニズム:奏者の音は聴くモノであって見るモノではない

34年前にジャズを聴きはじめた。そのころのジャズスターはハービー・ハンコック、チック・コリアであり、キース・ジャレットでありウェザー・リポート。既にキャリアが10〜20年級のスター。そんな時分、同世代の新人、それもフランスのピアニストが脚光を浴…

Woody Allen: Midnight in Paris (2012) 夜半すぎのパリそして真夏の夜の金澤

見に行った映画はウッディ・アレンの真夜中のパリ。もう最初から最後まで、まったく抜かりなく楽しむことができた。

森田芳光:それから(1985)機内でみた映画だけど

少し前に森田芳光監督の訃報を受け取ったとき、擬製の「同世代感」を感じ、なんとはない喪失感を失った。

原田芳雄のこと、ツゴイネルワイゼンのこと

ボクにとっては鈴木清順ツゴイネルワイゼンの存在感が映画の中で圧倒的で、ヴィデオ・クリップのような絵、万華鏡のように場面が散りばめられている。はたちの頃に刷り込まれた画像の記憶はもはや拭えない。