K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Richter: Scriabin, Prokofiev, Shostakovich

(ジャズ狂のクラシック17) リヒテルのアルバムは、朝からの仕事を中断し再び仕事場に戻る途中にクルマのなかで聴きはじめた。

金沢・尾山町「Jazz Spot 穆然」軽い気持ちで出かけてサンベアコンサートに気持ちを持っていかれた夜

実ははじめて聴いた。これが不覚にもボクの気持ちをさらってしまった。やられた。聴き終わって溜息をついていたら、ママが「沖野邦彦」のサイン付きよ、とにっこり。そう、名録音技師の収録で、素晴らしい音世界。

Stefano Bollani: Stone in the water (2009)季節が変わり「よもや」と思ったら「やはり」のECMの音世界

今朝はなんとなく「よもや」と思い、CDプレイヤーにいれたのはStefano Bollaniの「Stone in the water」。「静謐系」で聴くBollaniはピンとこなかったので、1回聴いて控え選手となったECMの一枚。北欧のメンバー Jesper Bodilsen(b)、 Morten Lund(ds)との…

Richter:6 Preludes and Fugues,OP.87(Shostakovich)

リヒテルによるショスタコーヴィチのピアノ曲集。先月、御茶ノ水のディスクユニオンで手当たり次第買ったなかの1枚。猟盤のテーマは20世紀の音。超初心者なので、殆どは知らない作曲者,演奏者なので、要は20世紀の音だと分かれば、手当たり次第買ったピア…

Chet Baker: Let's Get Lost

[2010-10-25記を再編集]若い頃、その美貌で絶大な人気を誇った(そうだ)Chetだけど、ご多分に漏れず麻薬渦で人生ボロボロ。50代にしてシワだらけの顔写真は往年の面影はカケラも見えない、と思っていた。そう,思っていた。 往年の写真(1950年代前半?) 19…

Gene Bertoncini: Jobim - Someone to Light Up My Life

源助大根の滋味で、なんとなく思い出した1枚はGene Bertoncini のギターソロでのJobim曲集。

ボクのささやかな地産地消、酒肴をのせるお客用の皿は少ししか持っていないのだけど

この会のみならず、友人と自宅で呑むときには酒肴は自分でこさえるようにしている。もともと料理をする習慣はないのだけど、この地の美味しい食材を楽しみたい。それに自分でこさえて、暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たく食べたい。

小西政継:マッターホルン北壁(1968) 

この本をときどき手にとる。早いものだ、小西政継さんが(彼にとってハードルが低い筈の)マナスルで遭難死されてから14年が経っている。彼岸の彼方でどうされているのだろうか。ボクの山登りは初級編で発展性はない。ただ力に任せて、疲れ果てるまで歩きた…

Enrico Rava & Stefano Bollani: The Third Man (2008) 金澤らしい朝を迎えて聴くにはいいのだけどね

The Third Manは、そんな北陸の朝に、雲の重なりや仄かに見え隠れする空の淡い蒼さを愛でるような気分のとき、そっと聴くような音楽。さすがEicherプロ デュース。地中海に突き出した長靴の形をした国から来たラテン気質の連中に、北欧とか北陸(笑)の陰翳、…

白山(2702m)をめぐる一日(市ノ瀬から別山、白山そして禅定道で市ノ瀬へ)星空のもと出発し夕暮れまで

気持ちのうえでは、前回より更に足を延ばす必要があった。しかし日照時間はとても短くなっている。考えた末に、登りは前回と同じルートとした。市ノ瀬から 入山し別山、白山への縦走。下山は白山から観光新道を下り、さらに初めての白山禅定道で市ノ瀬まで戻…

Jazz会#9というかJazzの会じゃないのだけど、Andr? Previnが連れて行く西海岸経由のクラシック便

ジャズ会をプロデュースしているK氏より、次回はクラシック主体との指令が下った。ジャズマニアとして、ジャズからクラシックへの隘路を音で表すべく、ジャズとクラシックの間に絶妙な立ち位置を得ているAndré Previnをとりあげることにした。

浅川マキ:幻の男たち

その昔、今出川の学校に通っていた頃,百万遍の西部講堂でのコンサートのチラシが良く張ってあった記憶がある。そのなかの一つが浅川マキ。このDVDは1984年でボクが京都を去った後の収録だけど、まあ同時代感覚がたっぷり詰まっている。今にして思うと行けば…

謎のkanazawa jazz days閲覧数急増(どなたか教えてください)

etc

この2日ほどで、このBLOGの閲覧数が急増、昨日は1449PV達した(普段は400〜500PV)。だがちょっと待って!閲覧者数(IP)は減少。どーゆうことなんでしょうか?

金沢・久安「風天餃子」 餃子だけでない美味しさで目方がリバウンド

職場の仲間と「風天餃子」にお邪魔した。福餃子は大好き。酢醤油やラー油不要。直球で楽しめる餃子。

大船から北鎌倉そして金澤:彼岸花にうつる光景うつらない光景

大桑近くから犀川を下りはじめて気分が乗って、若宮大橋を越えて走った。路傍に僅かな彼岸花。この地では彼岸花をあまり見かけないような気がしてきた。

King Curtice: Live At Fillmore West

日が沈んだ後の仕事場で独り、耽美派は何だなあということで、King CurticeのLive At Fillmore West。冒頭のMemphis Soul Stewが大好きで、Cornell Dupreeのギターが鳴り出すのを待つ心地よさ。

金澤で今朝ボクがみたものは

暁の頃を過ぎて、犀川河畔

金沢・東山「れのん」:遠来の知人とともに、音が吸い込まれていくような東山へ

ボクは東山で呑むのが好きだ。音が吸い込まれていくような不思議な感覚があって、酔いがまわるに従って、空気に溶けていく。会話も楽しいのだけど、会話が 途切れたときの音の暗闇。深い淵を覗き込んでいるような感触。なにかに触れているような感覚。確かに…

最近入手したクラシック(ピアノ)のLP/CD.それにしても過ぎたるは..

この2〜3ヶ月といっても大半は9月に入手したクラシック(ピアノ曲)をリストアップしてみた。弦楽やオーケストラは別途.半分くらいは当たりかなあ。知らない作曲者・演奏者(殆どなのだけど)のLP/CDを山勘で適当に手にするのは本当に楽しい。

Bill Frisell: Songs We Know

Fred Herschなのだけど、期待通り。彼のピアノをもっともっと聴きたくなった。3曲目のSomeday My Prince Will Comeで曲の良さをじわっと聴かせてくれたり、4曲目のSoftly As in a Morning SunriseのFrisellとのインタープレイが軽く弾ける感じが気持ち良い…

André Previn: The Great Pianist of the 20th Century- vol.80

気に入った作曲者は、幾つかの違った演奏者の音源を手に入れて楽しんでいる。演奏者の個性を感じたいから。

山口真文:Mabumi (1981) 「ありえた」かもしれないWeather reportの音

山口真文(ts,ss) Kenny Kirkland(p,el-p), Miroslav Vitous(b, el-b) Tony Williams(ds)

Stefano Bollani: Les fleurs bleues

Les fleurs bleuesでは、ソロありトリオあり、唄まで歌っちゃうはしゃぎぶり。一曲目のソロは左手の打鍵の強さ・響きが魅力的で、バルトークの音を彷彿とさせる ジャズ。このBollaniの魅力を凝縮している。次のトリオの演奏は、緊張が解けたリラックスしたも…

金沢・泉ヶ丘「ロベール・デュマ」:タイから来た友人と分け合った金沢の秋(洋食編)

2日目はフレンチの金沢・泉ヶ丘「ロベール・デュマ」。春にランチを頂いて、蛍イカはあるは、ぜんまいやこごみはあるは、ですっかり地産地消のメニューに鷲掴みにされた。

Enrico Rava and Stefano Bollani: Rava plays rava

このコンビは、この10年ほどデュオで巡業していて、日本にも来たそうだ。先般,橋本一子さんのライヴでお会いした方が厚木で観たそうで、とても良かったそうだ。

Bartókをとにかく聴いてみた

9月からの猟盤で実は多くのBartókの LP/CDを入手した。ピアノ曲に魅了された。民族音楽的な香気高いものも良し、打楽器的なものもよし。実は弦楽もの、苦手なオーケストラもの含め買って いて、今日は通しで聴いている。かの「弦楽器、打楽器とチェレスタの…

金沢・犀川河畔「杉の井」:タイから来た友人と過ごした金沢の秋(和食編)

1日目の夕食は犀川河畔の料亭「杉の井」さんに席をお願いした(二回目の登板.前回はコチラ)。 まずは日本の伝統料理を伝統家屋でしっとりと楽しんで貰うことにした。はやくも薄暗くなった犀川河畔にしっとりと灯る「杉の井」の戸口をくぐると、日本人 (…

金澤生活での時間の遠近感・生きいそぐ・死にいそぐ

金澤生活も1年と1ヶ月になった。金澤の日常はとてもゆっくり流れていく。淡い夕焼けのグラデーションが変わっていく様を眺めて過ごす時間が随分ながく感じた

Lili Kraus: Bela Bartok/Piano Music

今朝改めて聴いて、胸を突くような音の流れに痺れたのはLili Krausの LPレコード"Bela Bartok/Piano Music "。ボクは超初心者なのでBartokをテキトーに掴んだなかの1枚。1986年に83才で亡くなったKrausが晩年(77才)に遺した作品。針を盤面 に落とした瞬間…

Michelangeli : The last recital

先日の御茶ノ水ディスクユニオンでの猟盤で買った一枚。 The last recitalと書かれているが、1995年6月逝去までの本当のThe last recitaかは知る由もない。実は中古棚から良く確認せずに、ライヴ録音のドビュシーということで買ってきた。 Memoriaというレー…