ピントが合わないカメラを修理中なので、お店のサイト(http://www.ebokunen.com/)から無断転載.ゴメンナサイネ!
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昨日はよく呑んだ、というか、醸造酒にやられた。やはり、ワインとか日本酒は大好きなのだけど、意識を猛烈に持って行かれる。自重しようと決心したのは6日ほど前なのにね。美味しいものがあると、どうも抑えがきかない。みっともない。ああみっともない。
昨日は金澤のココロ優しい若い友人Jさん(ホントはAさんなのだけど,通称J)のアレンジ。弱引籠り状態で犀川の南に沈殿しているボクと、ときどき遊んでくれる有り難いヤツ。そんなことがあるから、まあソコソコ元気でやれる日々。ありがとう。
今回は、Aさんの友人Sさんを交えた食事。スタートは金澤・泉ヶ丘のフレンチの名門「ロベール・デュマ」。今回も岩城シェフの素晴らしい料理を楽しむことができた。ウロコ付きの鯛のグリル、カリッと美味しかったなあ。気になっていた「源助大根」も付け合せで甘いアクセントをつけていたので、びっくり。今年はじめての牡蠣(夏の岩牡蠣じゃなくて)や松茸も頂いたし、ワインが進むこと進むこと。地産地消フレンチは堪らない。3人でワイン二本はボクの実力に対して少し多かったけどね。
カウンタ席での食事は楽しい(これもお店のHPからの無断転載.ゴメンナサイ)
その後、岩城シェフ・Jさんともどもお気入りの尾山町・穆然へ。ボク達3人に、岩城シェフ、途中合流のNさんを加えたご一行様に。ボクも随分前から気になっていたジャズバーなのだけど、気弱なタチなのと、犀川の南から随分遠いこともあって、行く機会がなかった。いつだったか、近所のバーで岩城シェフとJさんが一緒になったとき、穆然へ行く話になっていたのだ。
大きなJBLのスピーカーを正面に(オーディオは 穆然のwebで)、お仲間5人が並んで大音量で聴くジャズもいいものだ。他愛もない話をしながら、ときとして気持ちがオトに引っ張られる。やっぱりLPレコードはいいなあ。それにしても、シェフもJさんも 穆然のオーディオがいい、なんて話は一回もしていなくて、口を開けば「ママがいい」。はい、本当によくわかりました。オトがよくて、ママがよくて、だったら行かない理由はないよなあ、と深酔いのボクも深く納得いたしました。
さて穆然はリクエストOKとのこと。ご一行様のリクエストは以下のとおり:
1.ボクはペトルチアーニとエヴァンスで.
Michel Petrucciani:Live at the Village Vanguard
Bill Evans: You Must Believe in Spring
2.シェフの趣味:プログレフリークとのことで,古典的名作.
ジャズバーなんだけど準備されておりました。ボクもこのLP欲しくなった。
荒涼とした空間を疾走していくようなドライヴ感がいいなあ。
King Crimson:In The Court Of The Crimson King
3.Jさんのリクエストはケルンコンサート.
ママの選盤は変化球でサンベアコンサート。
Keith Jarrett: Sun Bear Concerts
実ははじめて聴いた。これが不覚にもボクの気持ちをさらってしまった。やられた。
聴き終わって溜息をついていたら、ママが「沖野邦彦」のサイン付きよ、とにっこり。そう、名録音技師の収録で、素晴らしい音世界。ああLPが欲しくなった。学生の頃に高価な10枚組のLPに手が出なかった哀しい記憶があって、程なくキース熱も冷めて忘れていたアルバム。三ヶ月ほど前にジャケットというか箱がボロボロの格安LPがディスクユニオンに出ていたのだけど、買わなかった。冗長じゃないかなあ、と漠然と思っていたのだ。今とても後悔している。札幌のコンサートを聴いたのだけど、ボクの乾いたココロに雨を降らしてくれたような感じ。暫くコトバもでなかった。とりあえずCDを入手しようかなあ。
だからジャズ喫茶とかジャズバーへ行かなくてはならないのです。確かに。
もっとも、この後は近所のバー(最近、ロック酒場傾向強化中)で沈殿いたしました。
シェフとJさん、本当にありがとうございました。つきあって頂いたSさんNさんも遅くまでありがとう。